鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言

劇場公開日:

解説

法隆寺の昭和の大修理、薬師寺白鳳伽藍復興工事などに携わり、飛鳥時代から続く寺院建築の技術を後世に伝えることで「法輪寺の鬼」「最後の宮大工」と呼ばれた西岡常一(1908~95)の生涯に迫ったドキュメンタリー。宮大工の技術は言葉ではなく体で覚え、長い時間をかけて技術を盗むものとされていたが、西岡は自身の経験と培ってきた技術、感覚を若い世代に言葉で伝えようとしていた。記録映像や西岡にゆかりのある人々へのインタビューを交え、西岡が言葉に託した思いを探る。

2011年製作/88分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2012年2月4日

スタッフ・キャスト

監督
企画
小林三四郎
プロデューサー
植草信和
朴柄陽
音楽
佐原一哉
撮影
多田修平
編集
今岡裕之
録音
平口聡
タイトル
上浦智宏
聞き手
青山茂
中山章
山崎佑次
ナレーター
石橋蓮司
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(C)「鬼に訊け」製作委員会

映画レビュー

3.0匠の心得

2023年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.5西岡常一がカッコよすぎて

2021年8月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

西岡という偉人の言葉を、映像化して残してくれてありがとうという気持ち。。 最高すぎるので全人類観るべきだと思う。 私の持論。人生重ねて重ねて出した結論、っていうのはたとえ同じこと言っててもそりゃあ重みが違う。年寄りのそれがいかに自分のものとは違っていても、若者のそれより断然尊重されるべきだとは思うのですが、最近の風潮はどうも違いまんな。 ということで行ってきました。 宮大工・西岡常吉の記録。 木を加工する作業、音もビジュアルもホントに心地よくて、槍鉋かけるシーンとかずっと観ていたかった。 厳かな気持ちになりました。 1000年っていう長ーいスケールで考えると、自然に逆らうなんざ愚の骨頂やな、と心から思った。いかに自然の法則に沿い、自然の力を利用するか。 ベストな建て方をすれば、建物としては木が最も長持ちする材料になる。 その方法を先人から受け継ぎ、探求し、時代遅れと言われようと頑固に実践し続けた西岡。 伝えられなかった知恵すらも研究し、現代に活かそうとする彼の凄まじい努力は、出来上がった建造物に現れている。 穏やかな爺さんに見えるけど、実践と知識に裏打ちされた芯の強さと鋭さが時折覗く。 晩年、入院生活が続き棟梁の職を辞すことを願い出たが、薬師寺は受け入れなかった。棟梁として棟梁のまま死ねることを知り、鬼の西岡が男泣きに泣いた、というエピソードにぐっと来た。 長いスパンで歴史から学ぼうとすれば、あらゆる答えがあるはずだ。と思える説得力が、本作にはあった。

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sannemusa

4.0自分の魂を木に打ち込むつもりで、仕事をやってもらいたい

2020年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

数々の金言を残す名棟梁。この人なくして、法隆寺金堂の大修理も、薬師寺の再建も成し得なかった。ご自身が、伝統を受け継ぎ、次代にバトンを渡す役割であることをよくご理解されていることが、若者たちへの指導姿勢からうかがえた。仕事に厳しく謙虚である職人は、その姿が生きた教科書である。 なお、薬師寺西塔初層の釈迦四相像がときおり特別公開されます。そのブロンズの素晴らしいこと。参拝の際は、ぜひその機会にあわせてをオススメします。 ※2023.4.23.恵比寿にて再鑑賞。

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栗太郎

5.0大変勉強になります。

2019年1月9日
iPhoneアプリから投稿

かれこれ4回は鑑賞しています。

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bayashi23

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