「命の選別」ひまわりと子犬の7日間 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
命の選別
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実話ベースと言うことだから、原作者や脚本家を責めるのは御門違いかも知れませんが野犬の殺処分係が主人公の物語で只管、悲劇的に描くので動物好きの私としてはまるで拷問に掛けられているような酷い映画でした。ひまわりが助かったのは子犬がいたこと、かっての従順さを取り戻したからですが余りにも恣意的な命の選別です。
もちろん、動物愛護のメッセージ性を強める為にあえて悲しい現実を描写する手法は頭では納得しているのですがひまわりの辿った数奇な運命を知れば知るほどやり場のない悲しみに胸が痛みます。
2017年4月1日、「みやざき愛護センター」が設立と同時に宮崎市「動物管理所」は閉鎖となりましたから原作や本作が幾分かの救済活動の創起に繋がったのではないかと推察いたします。
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