劇場公開日 2013年3月16日

「ペットブームの裏に隠された殺処分という重いテーマを、あらゆる生き物の命の尊さに焦点を当て描き出し心に響く映画として成立させた平松監督の手腕。」ひまわりと子犬の7日間 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0ペットブームの裏に隠された殺処分という重いテーマを、あらゆる生き物の命の尊さに焦点を当て描き出し心に響く映画として成立させた平松監督の手腕。

NOBUさん
2019年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 命の重さに軽重はないと、訳知り顔で言う方々がいらっしゃるが、ではその命の中にはペットの犬、猫も含まれるのですか?と、聞いてみたい。(実際、聞いたことがあるが、答えは濁された。あくまで、人間の命だそうである。)

 堺雅人演じる保健所職員神崎は、殺処分の期限が近付いている生き物の新たな貰い手を探し、奔走する。

 が、多くの生き物は期限が来ると、ある場所に運ばれていく。引き渡す人々、受け取る人々、皆表情が硬い。一々感傷に浸っていては、与えられた業務に支障を来すので、溢れ出る感情を無理やり押し殺しているのであろう。この場面が切ない。

 ペットを飼う理由は、人それぞれだろう。多くの人が、ペットではなく家族の一員として大切に接し、癒されているという場面も身近で見聞きしている。

 であるので、軽々な事は言えないが、この映画を観ると様々な事情で手放し、果ては殺処分というケースが如何に多いかが分かる。

 槍瀬ない気持ちになるが、これが現在の日本で起こっている事実なのであろう。そして、神崎のような方々が全国各地で日々、小さな命を救おうと努力しているのだろう。この問題の結論は見えない。だが、平松監督がこの映画を通じて問いかけてくる思いは良く分かった。

 <この作品から6年後、平松監督は私たちに更に重くて、しかし感動的な映画を提示してくださった。>

<2013年4月14日 劇場にて鑑賞>

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