トロール・ハンターのレビュー・感想・評価
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筋金入りのアホが作った凶悪なモキュメンタリー
熊の密漁事件を取材していた大学生が遭遇した謎の密猟者。彼の後を追うとそこに謎の生物が出現した。その男ハンスは政府に任命されたトロール専門のハンターだった。トロールは伝説にあるような妖精ではなく下等な巨大動物で時折政府が管理するテリトリーから抜け出して捕食するのだが、政府はその存在を隠蔽しつつハンスに脱走したトロールを始末させていたのだった。
トロールをおびき出す為にバケツ一杯のキリスト教徒の血をブチ撒けたり(どうやって入手したの?)、賛美歌を大音量で流したりといった悪質なギャグを真顔で眈々とやる、怪獣パニック物を期待すると完全に肩透かし食らうこと必至の北欧のアングラ思想と古の伝説を逆手に取った凶悪なモキュメンタリー。
エンドクレジットの最後の最後に出てくる飄々とした注意書きに「当たり前じゃ、アホ!」とツッコんだら、空耳で「しっつれいしました!」と聞こえた気がしました。こういう映画をシレッと世に出す、ホンマに恐ろしい国やわ、ノルウェー(−_−;)。
傑作ですよー!モンスター系映画オタクの人、観ましょうね。
前から噂は聞いていたのですが、観たかった作品です。
少し、胡散臭くて、謎が多くてでも映像は迫力。
CGもGoodです。
伝説の妖精(化け物、怪物???)トロールを世間から
隠ぺいする為に政府から雇われたハンターを大学生が
ドキュメンタリーで追跡に同行するってストーリー。
まず、導入部分の怪しさや、なんちゃって感たっぷり。
背景やその詳細が徐々に解明されていくんですが
意外とわくわくドキドキで楽しめます。
本当にリアルっぽいんです。
トロールってノルウェイ一帯にしか居ない妖精。
日本人にも太古から妖怪の類が大勢いますね。
それを追って人様に迷惑をかけないようにする
ハンター=所謂「ゲゲゲの鬼太郎」って事です。
観た人の感覚はそんな感じなのかな。
でも妖精って普通の人のイメージは上級知的生物で
愛らしいものでしょう?ちょっといたずら好きで・・。
全然ちがいますって・・。
この妖精さん、大きいのは10メートル級で獣臭ぷんぷん。
毛だらけで、知性は全くなし。
よだれ垂らして、牙やつめを使って人を襲う。
完全に獣です。
妖精のイメージ完全に崩れます(笑)
すごく、細かい所まで描かれています。
この胡散臭さがこの作品最大の魅力です。
ぜひ、作家の菊池秀行先生に観てもらいたい。
多分観てると思うけど(解る人にはわかります)
すげー!
トロールって、知っていますか?
かわいい妖精?いたずら好き?お茶目?・・・
そんな、ことを考えながらこの映画を見るとぶっ飛びますよ!
もう、怖いのなんの・・・
でも、それだから冒険する価値はある!!
私も、おっさんですがいつまでもガキンチョの心を捨てられないからこういう映画は大好きなです。
フェイクは承知ですが、昔日本でも「ヒバゴン」っていうUMAがいたじゃないですか?
ハンスさんにいつか、弟子入りをしたい男の子も大勢いると思いますよ。
ねぇ、ムーミン。
北欧発、トンデモ作品に出逢ってしまった^^;
そもそもトロールって、ムーミンもそうだよねぇ(爆)
ナニ、じゃあムーミン狩りもアリなワケ?なんて、
ついバカな事を考えてしまった。。
いや、でもこのトンデモ作品、大真面目にトロールを
追いかける姿に、結構観入ってしまう作品だった。
疑似ドキュメンタリータッチで描かれる内容も、
ひと昔前に観た「ブレアウィッチ~」のような臨場感が
あるのだが、なにせ相手は妖精なので^^;まぁ何とも…
大学生3人は興味本位でハンターについていくのだが、
このトロールハンターを演じている俳優が何かいいのだ。
O・イェスパーセンっていうコメディアン?出身らしく。
この男がねぇ、いかにもな雰囲気に満ちていて、更に
けっこうカッコイイ。S・エリオットみたいな雰囲気で。
ハンターのワリに小奇麗だし(爆)
どうやって退治するのかと思ったらピカーっ☆って^^;
へえぇぇ…トロールってそうやって…なんて納得しつつ。
手持ちカメラでブレブレながら、やけにキレイな映像が
スクリーンに流れ、冒頭の「何アレ?」な説明文も一応の
臨場感を醸していたのね~とラストになってまた気付き。
トロールの姿を見続けるにつけ、だんだんどうでもよく
なってくるんだけど^^;、とりあえずどう決着をつけるのか
気になるので、最後まで観てしまう。。という、
褒めようによっては異色作なんて言えそうなんだけど~
あまりにファンタジーな妖精(見えないけどね)相手なので
まったく実感が湧かない。そういう疑似力?に満ちた作品。
(しかしすごいチラシ~^^;本当にいたのね、うん、そうね)
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