「無知の大罪」アルゴ momogaria-noさんの映画レビュー(感想・評価)
無知の大罪
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米英は石油利権のため、イランの首相を転覆させた。
アメリカは若い適当男パーレビーをトップに座らせた。
贅沢三昧の彼とは対照的に民衆は飢えていた。
恐れを感じた彼は、拷問、処刑を繰り返し恐怖政治が始まった。
イランはアメリカに亡命したパーレビーを引き渡すよう要求。
ホラー映画さながらの絶望感に包まれた作品。
アメリカへの怒りは熱風のように飛び火し全て焼き尽くす勢いだ。
ゾンビのような執着心で、アメリカ人を探し出し生血を求める。
大使館の職員たちの救出の秘策がカナダの映画クルーに扮する事。
CIA職員のサム・メンデンスが単身乗り込み作戦に挑む。
アメリカの犯した大罪の上に全て起因する。
ヒーロー万歳の明るさはない。
始終、重く厳しい目で描き、罪に目をやり胸に抱く。
観始めると、引き込まれ時間を忘れた。
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