「抑えた演技が素敵」アルゴ オイモダイスキさんの映画レビュー(感想・評価)
抑えた演技が素敵
ザ・タウンを観て以来、ベン・アフレックが好きになり楽しみにしていた今作。
彼に関しては男女関係のゴシップがかなり多いだけの印象があったのですが、こんなに素敵な俳優さんだったんですね。
実話を基にした昨今の映画の中では『裏切りのサーカス』に匹敵するような良作だと思います。
嘘のような実話の事件をただ淡々と描き、それなのにキャラクターの心情も感じ取れる創り方だったので、劇中一度も飽きることなく観る事が出来ました。
ベン・アフレックを始め、皆とても抑えた演技をしているなーという印象を受けます。
それなのにとてもハラハラさせられます。
120分という尺で時代背景含め全て描ききるのは到底無理な話ですが、物足りなさは一切なかったです。
イランという国の喧騒や雰囲気も垣間見れました。
本編意外で印象に残ったのは息つく間のない流れの中で、アラン・アーキンとジョン・グッドマンのお二方にはとても和んだ事です。
日本でいう下町のおっちゃんの感じがとても出ていました…笑
ベン・アフレックの次回作も楽しみです。
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