「アクション、サスペンス好きは必見!」アルゴ トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション、サスペンス好きは必見!
イランであった米国大使館員の奪還を描いているのだが、実に面白い。
これがノンフィクションだったというのは、本当にびっくりだ。
もちろん、映画の中で演出は多々あるのだろうが、イラン人にその身元がばれればその場で銃殺されてもおかしくない大使館員をカナダ人の映画スタッフと信じ込ませて、国外に出す、という「大芝居」。
それが、まんまと大成功というのだから、信じられない話だ。
クリントン政権下でこの事実は公表されていたそうだが、あまり記憶はない。主演・監督のベン・アフレックもそのことは知らなかったというのだから、映画になったのが遅きに失した気もする。
それはともかく、作品は丁寧に米-イランとの当時の緊張感と1980年前後の雰囲気をうまく再現して、見るものにリアリティーを感じさせる。
最後の飛行機とのカーチェイスなども迫力があって見ごたえあり。
映画館で何度も見た予告編で流れていた、エアロスミスの「ドリーム・オン」は本編で使われておらず、あれはあくまでイメージ曲でしかなかったのかな、と思うた。
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