「これが、実話の力かも。」アルゴ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
これが、実話の力かも。
事件から18年も経ってから、当時のクリントン大統領が機密文書扱いを解除した、人質救出作戦。
その作戦が実行された時の大統領は、カーターだ。
なんとまあ・・・!!!
さすがハリウッド映画の国。
こんな作戦を考えだしたCIA工作員がいたなんて。
もし、この話が作られたものならば、一笑に付されていたことでしょう。
実話ならではの説得力だ。
1971年11月。
革命で失脚した国王を、がんの治療目的で受け入れたアメリカに、国王を引き渡せと、イランの過激派が米大使館を占拠した。
その混乱の中、大使館員6名が、カナダ大使の私邸に逃げ込んだ。
彼らの脱出がばれて見つかれば、公開処刑されることは明白だ。
多数の人質をとった事件は、軍による救出失敗などを経て、81年1月に解決したが、
その裏に隠された、ある一つの救出作戦が、これだ。
ニセSF宇宙大作映画。
時代は、「スター・ウォーズ」が世間を席巻していた頃だ。
あの新鮮さ、斬新さは、忘れない。
CIAの人質奪回担当のトニーが発案者だ。
って、その前に、≪人質奪回担当≫という職があるところが、CIAだね。
ニセ映画のでっち上げに協力する、映画の製作者と特殊メイクの第一人者。
この二人に扮する、アラン・アーキンとジョン・グッドマンが、≪やる時はやるんだ!≫と、最高にカッコいい。
この名案(迷案?)が進行するにつれ、いくつもの難儀が襲いかかり、危ない橋を何度も渡り、ハラハラドキドキ、ヒヤヒヤ感が、雪だるま式に膨れ上がっていく。
政治上層部に翻弄されながらも、孤軍奮闘するベン・アフレックの表情がとても良い。
途中、余計なことを考える暇もなく、一気にクライマックスへ突入する。
劇中何回となく発せられる言葉≪アルゴ、クソ喰らえ!≫が、見終わった時、とてもシックリきて、楽しくて、面白くて、ハラハラして、良い作品を見たと思った。
りりーさん、いつもコメントありがとうございます!
返事が遅くなってしまってすみませんでした。
書きかけレビューをようやく消化できてきたので返事を……。
『アルゴ』は久々に心臓バクバクもののサスペンスでしたね!
最初から緊迫感があるのに、それが更に段々と高まっていくのが凄い。
ベン・アフレックも渋くて良かった。アーキン&グッドマンには
「走って早よ電話に出んかいッ!」と言いたくなりましたよ(笑)。
当時の雰囲気や映画の裏幕みたいなものも興味深くて、ホントに面白い秀作でした。
『エクペンダブルズ2』へのコメントもありがとうございました!
ドニー・イェンが出たらこれまた凄まじい(暑苦しい)映画になりそうですね〜。
残念ながらドニーは『2』への出演を断ったらしいんですが……
ジャッキー・チェンなら出てくれる筈だ! だって、いい人だから!
セガール番長とウェズリー番長も出てほしい……。
あとヴァンダムも、ユニバーサルソルジャー役で復活して欲しい(爆)。
今年もあと2ヶ月ですが、
『スカイフォール』『ホビット』『ウーマン・イン・ブラック』(←ホラーは外せない)
とかとか、僕も観たい映画が目白押しですよ。
今週末だけでも観たい映画が5本くらいあるので大変です。財布が。
長くなってしまいましたのでこの辺で!
それではまた!