ノア 約束の舟のレビュー・感想・評価
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怖いけど苦悩には共感する
今年の始めからマークしてた作品のひとつで、公開後すぐに見に行きました
ただ、あの監督の作品とあってとにかく怖い
「ブラックスワン」が一番怖い作品だと思ってたんですが、それに負けず劣らず怖い
神に任された使命に突き動かされ、徐々に人間性を失っていくノア。
家族を愛する故にノアの行動を信用出来なくなっていくナーマ。
セムの期待には応えられないと苦しむイラ。
自分だけ女がいず、やっと出会えた女性ともノアによって引き離され、やがて彼を憎み始めるハム。
皆たくさんの苦悩を抱えている
ただ、描写的に12歳以下の方は見るべきではないです
宗教色かなり強め、壮大なスケールの命の物語。
【賛否両論チェック】 賛:よく映像化出来たなと思うくらい、ド肝を抜かれる壮大な映像美に息を飲む。重い使命を負ったノアの苦悩にも考えさせられる。 否:当然ながら宗教色がかなり強いので、日本人には好みが分かれそうなところ。虐殺シーンなど、かなりグロいシーンが多い。 話のスケールが大きいので、当然映像もかなりのド迫力です。息を飲むこと間違いなしです。虐殺シーンとか、ヘビが群れをなして押し寄せるシーンとか、グロいシーンはかなり多いです。 お話としては、当たり前てすがかなり宗教色が強いので、その辺好みが分かれそうなところではあります。ただ、それを差し引いても、「使命か家族か」という究極の選択を迫られるノアの苦悩は、観ていて胸に迫るものがあります。 上映時間もやや長めですが、大スケールのスペクタクル映画を、是非映画館で観てみて下さい。
期待以下の駄作かな
予告編に釣られて観た。 有名なキリスト教の神話、ノアの方舟が題材みたいだか、主人公の『神よ〜』狂気ぶりが気持ち悪い。 CG、FSXもどっかで見たことあり感だらけ。 ラッセルクローは好きな役者だか、駄作と言っていいかも。 宗教映画。あまりオススメ出来ない。
ファンタジーアクション映画?
聖書とか全然熟知していないし無心論者なので哲学的なことは良くわかりませんが素人でも十分楽しめる作品でした。 アダムとイブがリンゴ食べちゃう話や箱舟作って動物1ペアずつ生き残らせるって話は誰もが知っていると思うけど、そこに光の精やら箱舟乗っ取りやらの話まであることは知りませんでした。 ノアが神のお告げで人類滅亡させるくだりは危険な宗教団体の教祖のごとく見れてしまう。神に試され、慈悲にふたたび目覚めてよかった、っていうラストもいい教訓でした。 洪水のシーンは迫力満点、箱舟強奪のシーンはロードオブザリングなのりでした。 しかし、ここまで無造作にだれかれかまわず人間がブチブチ殺されちゃうと神ってなに?って思っちゃいますね。
人間の原罪
「ノアの箱船」はそんなに遠くない、僕にとっては。 もちろん、旧約聖書の一節には違いないのだが、それよりも数年前、アルゼンチン辺りで「これはノアの箱船のがれきでは?」という記事を見たとき、何千年も前の幻のストーリーから、いまの人間に届いたもののように感じたのだ。あらゆる動物を乗せて洪水が止むまで漂った箱船。 そんな物語にダーレン・アレフノフスキー監督は陰影をつけたドラマをつけた。「堕落した人間は生きてはならない」という神からの使命を受けたノア。そうではなく、汚れなき子たちを殺さないでと叫ぶ養女。 ここに人間の原罪をみる。 愛するということと、神の意思に従うことのどっちを選ぶのか? そして、前者を選んでしまったノアに人間の原罪は宿ってしまった。 もちろん、僕たちは普通ノアと同じ選択をするだろう。 でも、そこに甘さもあり、罪もあったのではないか。 ひとを愛することは素晴らしい。でも、そこにはねた…続きを読む
ある意味、予想以上…
IMAX 2D版にて鑑賞 。 聖書からネタ取った、観応えのある「ファンタジー映画」。 最低限の知識が要るのは確か。 ただ、其れが邪魔しない程度に自分が宗教にこだわりが無い分、余計に楽しめた点は有るかと思う… んだけど、それ以上にダーレン・アロノフスキー監督らしくない、とどうしても感じた。 あまりに正々堂々な演出、展開、人物描写。 らしさを感じたのは主人公の抱える事になる、超ヘヴィな苦悩くらい。 と思った所で「ファウンテイン」の監督だ、と妙な納得。 トンデモスケール感は、ここからの流れか… ともあれ、監督を語る上では外せない一本。
夢だけど、夢のままのが良かった♪
こういうの、私的に全然ダメなんで評価最低です。 見に行かなきゃ良かった。 岩型トランスフォーマーが出て来た段階で完璧にアウト。 う~ん、なんだろうこの感じ、 全然内容違うんだけど、カネかけた西洋版大霊界(苦笑) 地球の裏側にいた蛇が、この箱舟に辿り着くのに、 何年かかっただろうかと考えたりすると面白いですが。 こんなの見てると、地震や洪水はやはり「天罰」なのかと 思えては来ませんか?神経逆撫でされませんか? 「アホでマヌケなアメリカ白人」の原点。これこそが原罪。
良い作品でした。
ラッセル・クロウとエマ・ワトソンの演技がとても良く、役になりきっていました。 ノアの箱舟のセットや、大量な水を使い、リアル感抜群でした。 ノアの選択や苦悩が見ていて良く伝わってきました。 ストーリーが神秘的でとても面白く、最後方は感動しまた。 アカデミー賞をねらっているだけあって、素晴らしい作品であり、スペクタクル巨編でした。
面白かった!
ノアの箱舟伝説から元に描かれた映画だけど、普通に楽しめる作品だったo(^▽^)o
ただ、この映画をみて初めて酔った…
今までド派手なアクション映画をみてきたけど、酷く疲れました(^_^;)
元々風邪気味だったからかな…
ストーリーはとにかく良かった!
神を崇高する所が強いけど、最期にはちゃんと人間らしい話になっていたから良かった(^-^)/
人間はやはり神ではないし、神のかりそめでも、なんでもない
人間として生きるという事を最後に強調していたので、スッキリしました(o^^o)
スペクタクルの洪水
ダーレン・アロノフスキーは一作出す毎に全く違うカラーというか、同じジャンルを好まないというか、似通った世界や舞台を二度と選ばないですよね。向上心の塊みたいな人なんでしょうか。毎回違うことをやりたいんですかね。『ブラック・スワン』でバレリーナの世界やって次が旧約聖書のノアの箱舟っていう、全くかけ離れた世界に行けちゃうのが感心します。 何でしょうね。この人の作家性みたいなものって、単純に、一口に言えない部分があって、それぞれの作品が孤立の仕上がりというか、全く同一の評価が出来ない部分がありましてね。当たり外れ、て意味に於いても、ノレるかノレないか、て意味に於いても結構ね、振り幅が大きいというか。 や確かに『レスラー』と『ブラック・スワン』は同じスピリットを持ってる、と言われてはいるけども、でも、やはり手触りは違いますよ。アプローチも違う。どっちが好きか、と訊かれれば間違いなく自分は『ブラック・…続きを読む
テーマはノアの選択
この映画、ノアの預言どーり大洪水が起き、箱舟にのってパニックを乗り越える超大作だと思っていた。
確かにそんなお祭り要素もあるにはあったが、この映画の軸はエモーショナルなヒューマンドラマであった。
監督のダーレンアロノフスキーは「ブラックスワン」や「レスラー」等で人間のダークサイドを描いてきましたが、それは本作でも全開。
映像の方も相変わらず重厚な色合いで、本作では可能な限りロケを敢行したのか、よりアートな映像を作ることに成功している。
物語は主人公ノアが1人の人間として、はたまた神の意志を正統的に受け継ぐ立場として究極の選択をせまられ、苦悩する物語。
ノアを演じたラッセルクロウをはじめとして、ジェニファーコネリー、エマワトソンらのエモーショナルな演技はとにかく素晴らしいの一言。
ラッセルクロウにいたっては、あんたどんだけ「鬼」なんだよと、そのありさまは恐るべしでした。
ゆえに感情移入は容易にでき、彼ら演じるヒューマンドラマは最後まで飽きずに観れ、後半では涙を流したのは言うまでもない。
本作では予告編で観れるような金のかかったCGも多用されているが、それらは全てドラマを盛り立てる脇役にすぎない。(あっ、ただし動物大集合的なシーンはちと笑ってしまったが...)
個人的に見事だなと思ったのはやはりラストの手前のノアが究極の選択にいよいよ白黒付けるシーンである。ノアがその選択に答えを決めるまでの「タメ」と「タイミング」は映画史に残る名シーンになったのではなかろーか。
この時ふと思ったのが、もしもノアが逆の選択をしていたらどんなに悲惨な物語になっていただろうか、考えるだけでも恐ろしい、でもちと見てみたい気もしたりしました。
結果、この人間としての選択には個人的にしっくりいったし、若干宗教臭くなりそうな雰囲気もそんなに鼻をつく事はなく、おとぎ話としてもヒューマンドラマとしても単純に楽しめた一本でした。
ところでサブタイトルの「約束の舟」って何だ?
あっ、今日はプロレスリングノアの三沢光晴さんの命日でもあった。
関係ないけどノア繋がりでご冥福を。
この監督にしてはちょっとよわかったかな。
確かこの監督、πとかレスラーとか、ブラックスワンとか作った人だった記憶があります。そういう作品に比べるとちょっとパンチが弱かったかなあ。 今までの作品では、ほぼ宗教的ないみでのエクスタシーのようなものを題材に扱ったものが多かったんで、ノアのテーマはその辺に絞られるのかと思いきや、普通に既存の物語をなぞった感じで、しかもハリウッド的娯楽要素が入って中途半端でした。でも普通のハリウッドアクション映画よりはずっとよかったです。 途中、人間の原罪について語られる部分があり、ノアたち一行も滅び行く運命にあるとの狂信的な決断をして、その辺はかなり好きでした。ノア家族も、愛ゆえの憎しみに飲み込まれ、結局は罰を受けた側の人間と変わらない行動を取るんですが、その辺のシリアスさがもうちょっと深められたらなあと思います。ジェーにファー・コネリーがノアに大して切れたときの、子供を守るという本能と正義に裏打ちされた…続きを読む
これはアクション娯楽映画です
コーランはムハメドが、610年に神の啓示を受けて、632年に没するまでの22年間に、神アラーから受けた啓示を編纂したものだ。ムハメドは預言者であり、預言者とは神の言葉を預かった者を指す。キリスト教ではイエスを「神の子」として信仰の対象にしているのに対して、イスラム教ではムハメドは人間であり、信仰の対象にはならない。信仰するのは、唯一絶対神のアラーだけだ。
一般にイスラム教は7世紀に始まったと言われる事が多いが、コーランによれば、この世が創られた時から根源的に神は存在していた、とされる。神はそれぞれの共同体に預言者をつかわせて正しい信仰と、正しい行いの規範を伝えさせた。アダム、ノア、アブラハム、モーゼ、イエスなどが、重要な預言者であり、ムハメドは、「最後の最も優れた預言者」である、とされている。
アダムやモーゼは旧約聖書の登場するが、コーランにもその名前が預言者として記載されていることに、意外な気がする。したがって、旧約聖書は、キリスト教にとっても、ユダヤ教にとっても、イスラム教にとっても、重要な人類の創世記について述べた宗教書ということになる。
キリスト教、ユダヤ教、そしてイスラム教にとって、共通して世界は「はじめは何もなかった。」のであって、神が天と地を創造した。旧約聖書は、イエス以前の神による天地創造の壮大な物語だ。
神はアダムとイブを創り、イブは蛇にそそのかされて禁断の果実を食べてアダムと共にエデンの園から追われる。アダムとイブは、カインとアベル、二人の男の子を持ったが、カインは嫉妬ゆえに弟アベルを殺し、エデンの東に留め置かれる。人々は邪悪に慣れ、高慢がはびこり、神は自分が創造した肉体をもつものすべてを皆滅ぼすことにした。しかし、預言者ノアだけは、過ちを冒すことなく正しく生きていたので生存することを許される。神の言われるまま、ノアは妻と3人の息子とともに方舟を作り、罪のない動物たちを方舟に乗せる。40日、40夜雨が降り、ノアとともに方舟に乗っていたもの以外の生き物は皆死に絶える。ノアは7か月と2週間のちに、陸に立ち神の祝福を受ける。 これが「ノアの方舟」の物語だ。
この「ノアの方舟」が映画化された。全米では上映開始後、記録的な入場動員数を上げて、すべり出しは好調。オーストラリアでも主演が、オージーの中のオージ―代表選手、ラッセル クロウだから、3Dの大型映画館は、大人気で込み合っている。
しかしイスラム教徒が多数を占める、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦、エジプト、ヨルダン、クエートなどでは、この映画の上映が禁止された。イスラム教では、神を偶像化することが禁じられている。アダムやノアやモーゼやイエスや「最後の最も優れた預言者ムハメド」を、役者が演じることも許されない。映画化は神や預言者を侮辱することになる、という。
宗教は、もとが同じでも、伝わり方によって、ことほどさように厄介だ。
ノアの方舟ときいて、動物がたくさん出てきて方舟に乗るところをとても期待して観に行った。大地を揺るがしてドカドカと、象やキリンやゴリラが方舟に向かってくるシーンは、大スペクタクルで迫力いっぱいで、単純に見ていて嬉しい。フィルムだからこそすばらしく勇壮な映像で、観客に強いインパクトを与えることができる。
エマ ワトソンが、部族の襲撃にあって生き残った少女がノアに救出され養女として育てられ、やがて長男と結婚して双子を生む、大事な役を演じている。ハリーポッターでは、顎のしゃくれた気の強い魔法使いだったが、すっかり大人になって可愛らしい。しかし、11歳でハリーポッターの映画の撮影が始まった3人の子役たち、ダニエル ラドリフ、ルパード グリント、エマ ワトソンの3人が、3人とも20歳になっても背が伸びなかったのは残念だ。
ウォッチャーズという岩の「おばけ」がたくさん出てくる。神の怒りに触れて岩にされて地上に降ろされた生き物だが、彼らが体を張ってノアたちを、方舟を乗っ取ろうとする邪悪な人間たちから救ってくれる。おかげでノアたち家族は全員そろって方舟に乗り遅れずに済むわけだけれど、ウォッチャーズがガンガン敵をぶっとばしたり、人間の束をわし掴みしてブン投げたりするシーンは、「ワールドワーZ」のゾンビと米軍戦闘シーンか、「指輪物語」の怪獣との乱闘シーンを見ているようだ。戦うだけ戦って、ボロボロになったウォッチャーズが次々と、神に許されてバキューン ドキューンと、天に召されていくところなど、ほとんど漫画のようだ。
CGを使って壮大なスケールで、預言者ノアのパワーを見せようとすればするほど、ノアがただの石頭の「頑固親爺」に見えてくる。なんといってもラッセル クロウだからかしら。ウェリントン生まれのオ―ジー俳優、50歳。男っぽさと喧嘩早いことで有名。「グラデイエイター」(2000年)撮影中、プロデユーサーブランコ ラステイングと喧嘩になって素手で殺しかけたけれど、結果としてアカデミー主演男優賞を受賞し、「ビューテイフルマインド」(2001年)でゴールデングローブ賞をとり、受賞スピーチの報道に文句をつけて番組プロデユーサーを壁に叩きつけ、「シンデレラマン」(2005年)では、NYホテルからシドニーの家に電話がかからないことに腹をたてボーイに電話をたたきつけ怪我をさせ、暴行容疑で逮捕された。そんなの彼には日常茶飯事。
ロックバンド「30 ODD FOOT OF GRUNTS」のリードボーカルでギタリスト。ナショナルラグビーリーグ「ラビトーズ」のオーナーだ。
国民全体が間違いなくラグビー狂のオーストラリアで、プロのラグビーチームを所有するということが、どんなに英雄的なことか、、、彼をして男の中の男と、いわせる所以なのだ。選手15人を食べさせていけばよいというわけではない。試合に出場する強豪選手を支える2軍、3軍の選手たちをかかえ、地元シドニー南部のサポーターたちや、熱狂的なファンの会や、チアガールのグループを持ち、リーグ戦に勝ちぬかなければならない。体重100キロのバッファローのような男たちが100メートルを10秒で走り激突する。ラグビーは格闘技そのものだ。今季も彼の「ラビトーズ」は、「シドニールースターズ」や、「バンクスタウン ブルドッグス」や、「マンリーシ―イーグルズ」など強豪チームを相手に良い試合をしている。
また役者のなかにはパパラッチを嫌って、私生活を守るために逃げ隠れする俳優が多いが、ラッセル クロウは表裏なし、公私の隔てなし、どこからでも取材も写真も自由で、パパラッチはマイト扱いだ。ロックで、フットボール狂で、喧嘩の早い乱暴者だけど、これがオージー男の代表です。はい、、、。もんくありません。なのだ。
そんな男を主役にすえた聖書物語。本物のクリスチャンは、見ない方がいいかもしれない。
パラマウントが1億2500万ドルの巨費を投じて製作したスペクタクル超大型作品「ノア」。
よもや聖書のお話、と思わないで、ハリウッドアクション超大作娯楽映画というつもりで観に行くことをお勧めする。
トランスフォーマーのファンタジー版!
前知識一切なく見ました。 ただ、「その時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった」ノアを、あんまり正しくない人のラッセル・クロウが演じるってだけでなにそれウケる、と思ってました。 んで、映画始まってびっくり! ファンタジー映画でやんの! もう、トランスフォーマーをファンタジー映画にした感じ! おかげで割りきれて見られたので、途中まではそこそこ楽しめました。 そこそこね・・・。 でも、後半の方舟の中での話はないな~。 酔っ払って裸で寝て布団かけられるとこまで再現されてるのにはワラタけど・・・。 とりあえず、聖書の知識ない方は、聖書の物語を元にした全く別の創作物だと思ってください。 西遊記とドラゴンボールぐらい違いますW。 けっこう今どきっぽいモノ(服装とか金属)とかでてくるので・・・。 それはともかく、これ日本で上映しちゃっていいのかな? 思ってたとおり例のシーンはけっこう生々しいんですけど…続きを読む
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