劇場公開日 2014年6月13日

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「こういうのって」ノア 約束の舟 十ロ九さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5こういうのって

2020年3月20日
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出来事だけを追って
人物が描かれないとか。

登場人物が多すぎて
描写が雑になるとか。

そんな印象を

スペクタル物に持っています。

本作は

ノアの心情の移り変わりに焦点が当てられ

私の印象から、数歩、離れた作品でした

人間は存在していいんだ

生きていてもいいんだ

って、存在意義を見出すことが

神の直接的な啓示でなく

他者(人間・家族)によって

初めて気付くことが出来ることである

という美しい着地。

壮大な物語の中で

たった1人の人間の心の成長(?)変化(?)に

ピントが合っていて

こういうギャップを持ち込めるのって

センスかな

って思います。

十ロ九
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