プロメテウスのレビュー・感想・評価
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誰もが舌打ちしてんだから、大きな心で迎えよう
世の中、自分の思った通りにならないことばかり、ってわかるよな?
社会人は影でひっそりと「チッ」と舌打ちをしてやり過ごすのが正しい。
そもそも企画の段階で「エイリアン」の前日騨、という時点で怪しいのは怪しかった。それでも「すげえ観てえ」と思わせたのは、リドリー・スコットが手がけるからだった。リドリー・スコットのどのへんが巨匠なのか、思い出せないが、まあ、「AVP」をあざ笑うかのような作品に仕上げてくるだろうとは「最低限」想像した。
しばらくしてトレーラーが公開された。まあ、期待を煽る映像である。
しかし、もうしばらくすると、日本発の情報が出てきたのだが、どうも歯切れが悪い。ポスターもチラシも微妙に期待をはぐらかすようなイメージで作られていた。
全米公開、そのころの情報はオレの中では、日本公開も間近なので完全シャットアウト。
そしてこの先々行上映。なんだ、先々行って?おいおい、配給会社よ、舌打ちが大きすぎないか?配給会社の本作へのがっかり感が露骨に出てる。
まあ、先々行上映、ということで、心のなかで大きくショックを受けて、表向きはかるーく舌打ちして
「はあもう、お祭りだな、まあ、ジャージャー出なけりゃいいか」
という気分で観ることが出来た。
こういう事態に陥ったとき、まさに「頭をカラッポにして観る」というのが正しい。
さて「プロメテウス」。
いきなり「2001年宇宙の旅」かのような雰囲気で始まる。確かに本作は大きく区分けをすると目指している先はそこかもしれない。けれども、「2001年宇宙の旅」と決定的に違うのは、本作は、科学が及ばない未知の恐怖でなく、徹底して科学で説明できる、と考えてる範囲での恐怖体験を描いてる点。
しかし、そうすると、エイリアンは科学の結晶みたいなことになってしまう。
「エイリアン4」ならともかく、本作を「エイリアン」の前日騨的な位置付けとすると、やはりさすがに問題ある気がする。
まあ、リドリーがそういうんなら、いいか。
それともリドリーもこっそり脚本家に対して、舌打ちしたけど、何もいえなかったのだろうか。
また登場人物にかなり問題ある。
アンドロイド演出にかけては、リドリーの右に出るものはいないはずだが、このアンドロイドがあれこれ引っ掻き回すのだが、あんまり面白くない。
主人公もさらしがリプリーを思わせてニヤっとするぐらいで、自分で手術台にあがるぐらいしか活躍しないのである。ラストは、彼女に何があったのか、あいつらの星に行く!うーん分からねえええ。
セロンは、ああ、セロンは。。。
ほか
映像は綺麗、3Dもよい。しかしメカがつまんない。これは本当にがっかり。
オレの評価もトータル的に「AVP」と同じ感じなのが、とても悲しい。
すまん、も一回させてくれ。
「チッ」
まあ、そういう感じで、映画を観終わって、席を立ちながら舌打ち、入場者の前で舌打ちはマナー違反だから、ぜひ本作を見る前に舌打ちしておくことをオススメする。
触らぬハゲに祟り無し。 抱腹絶倒のSFコメディ♪🤣…ってそれでいいのかリドスコ御大っ⁉︎
人体に寄生する地球外生命体“エイリアン“の恐怖を描くSFホラー『エイリアン』シリーズの第5作。
西暦2093年、考古学者のショウとホロウェイは、古代人が残した星図に人類誕生の鍵が隠されているのではないかと思い、ウェイランド社の調査船「プロメテウス号」でその星図が示す惑星「LV-223」へと向かう。遂に辿り着いたその惑星には、確かに地球外生命体の痕跡があったのだが…。
監督/製作はリドリー・スコット。
乗組員たちをサポートするアンドロイド、デヴィッドを演じるのは『イングロリアス・バスターズ』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の、名優マイケル・ファスベンダー。
プロメテウス号の監督官、メレディス・ヴィッカーズを演じるのは『ハンコック』『スノーホワイト』の、オスカー女優シャーリーズ・セロン。
プロメテウス号の船長、イドリス・ヤネックを演じるのは『28週後…』『マイティ・ソー』の、名優イドリス・エルバ,OBE。
ウェイランド社のCEO、ピーター・ウェイランドを演じるのは『メメント』『英国王のスピーチ』の、名優ガイ・ピアース。
『エイリアン4』(1997)から15年の時を経て、あの伝説的シリーズが再びスクリーンに帰って来た!!……いやまぁ『AVP』(2004-2007)という珍作がその間にあったんですけどね。それは置いといてっと。
リプリーの戦いは『4』で一区切りついたという事で、今回は前日譚。『1』(1979)の30年くらい前に時代を設定し、謎の巨人「スペースジョッキー」と人類、そしてエイリアンとの悠久の因縁を描く。…という事になっていますが、まぁはっきり言って過去シリーズとの繋がりは薄い。リブート、或いは世界観だけ拝借したオリジナル作品という色合いが強い。
驚かされたのは、まさかのリドリー・スコット再登板。彼がシリーズに復帰するのはなんと33年ぶり(!)の事であり、ここに来て真打に座を任せるとは、『エイリアン』を復活させようという20世紀FOXの本気がよく伝わって来ます。
生きる伝説にして『エイリアン』の生みの親が監督に就任し、しかもタイトルが人類に“火“を与えたというギリシア神話の巨神『プロメテウス』。“人類は、どこから来たのか。“とキャッチコピーも大仰だし、これはトンデモなく哲学的な超大作に違いないっ!!と固唾を呑んで鑑賞したのだが…。
いや面白いよ。リドスコらしいスケールのデカい世界観と圧巻の映像美、そして個性的な登場人物とキモいクリーチャー。これぞ純度100%のSF大作である。
…ただ、これってジャンルとしては完全にコメディですよね。めちゃくちゃ真面目ぶった人たちがめちゃくちゃな目的で宇宙探索に出かけ、目的の惑星でめちゃくちゃバカな事をやった挙句めちゃくちゃな宇宙人にめちゃくちゃ怒られ、結局めちゃくちゃな惨事が引き起こされるというめちゃくちゃなお話で、めちゃくちゃ笑ってしまいました。特に後半なんて本当に爆笑の連続で、エンジニアがデヴィッドの首を引っこ抜いてジジィを殴り殺したところなんかもうバカバカし過ぎて涙出て来た😂「全てー 無駄だった」じゃねーわっ!セロン様は汚物は消毒だ〜‼︎だし、船長は急に大和魂燃やし始めるし、巨ハゲと巨ダコはくんずほぐれつ盛り始めるし、まじ何なんこの映画っ!?
気になるのは、リドスコは意識して本作をコメディに仕立て上げたのかという事。『エイリアン』シリーズなのだから、当然観客はSFホラーを期待する。そこを敢えて裏切ろうと思ったのか、それともホラーをやろうとしたのに何故かコメディになっちゃったのか、これは一考に値する。前者なら「やっぱりリドスコは天才だっ!」と褒めたいが、後者なら「ジジィ耄碌してんじゃねえか!!」と一喝したい。
本作で一番強烈なショウ博士のセルフ帝王切開シーン。『エイリアン』シリーズにおける寄生は言うまでもなくレイプのメタファーだが、今回はそれを衒いも無く描き切っている。
自らお腹を割いて胎児を取り出すという、不快指数MAXのグロ描写。そしてそのお腹から生まれたのはキモさMAXのタコ幼虫。こんなん妊婦さんが観たら卒倒してしまう程の恐怖表現である。しかし、これだけなら見事なまでに悍ましいホラー演出なのだが、その後ショウ博士はお腹の傷をホッチキスでバチバチ止めて、飛ぶわ走るわ叫ぶわ戦うわ、八面六臂の大活躍を見せる。おいおい内臓飛び出すぞ💦しかも、最終的には更なる戦いを求め、巨ハゲの母星へと飛び立ってしまうというトンデモなエンディングを迎える。
この終盤のショウ博士の覚醒は完全なるコメディであり、怪物出産という強烈なホラー展開が後半のお笑いの為のフリとして用いられている。確かにこのフリは効果的なのだが、しかしそこまでして『エイリアン』シリーズでアクションコメディを描く必要はない訳で、正直リドスコ本人もあんまり深く考えてないのではないか、というのが個人的な見解である。リドスコクラスの巨匠になると、もうホラーとかコメディとかそういう区別は無くなっちゃうのかも知れないですね。
脚本の面も、良し悪しの判断に苦しむ。普通に面白いのだが、どう考えても破綻してるんですよね。
まず古代人の壁画に共通の星図があったってそれで「人類の起源がわかるはずだ!」とはならん。ショウ&ホロウェイ博士は確実に陰謀論とか信じるタイプである。
他の学者先生方もバカばっかりで、生首に気を取られて嵐に飲み込まれるわ、「こんな所にいられるか!俺は先に帰る!」と言い出したにも拘らず道に迷うわ、どう見てもヤバい生物を素手で触ろうとするわ、コイツら完全にクレイジー。
色々と説明不足な点も多く、冒頭の巨ハゲが毒飲んでボロボロになって水に溶けるシーンとか、言いたい事はわかるが唐突過ぎる。何のためにそうしたのかがさっぱりわからん。結局、わざわざ生み出した人類を滅ぼそうとした理由も謎のままだし…。
まぁ不明点は今後の作品でおいおいと描いていくつもりなのかも知れないので目を瞑るが、どうしても気になるのは巨ハゲの企てた人類滅亡計画のブレの部分。35,000年前の壁画に星図が残されていたという事は、その時からすでに巨ハゲ一族は人類を滅ぼそうと思っていた訳でしょう?惑星にエイリアンを忍ばせておいて、のこのこやって来た人間をギャーと殺そうとしていた。その一方で、惑星に横たわっていた巨ハゲのミイラは約2,000年前のもの。つまり、巨ハゲは人類滅亡計画を待ち伏せから侵略へと切り替えていた訳ですよね。その理由が不透明なのは気持ち悪いし、そもそも特に説明をしないのであれば、何故途中で作戦が切り替わったというややこしい設定にしたのか。待ち伏せなら待ち伏せ、侵略なら侵略で一貫しておいてくれれば、「えっと…つまりエンジニアたちは何がしたいんだ?」なんて考えなくても済んだ。無駄に複雑な設定がただのノイズにしかなっていないんですよね。
もしかしたら、リドスコはあんまり脚本の細部に気を配っていないのではないだろうか。「人間の祖先は宇宙人だったのじゃ…」という一点にのみ興味が集中しており、後のところは適当に流したという可能性がある。それがドライブ感を生み、結果としてやたらとテンションの高いバカ映画になったのではないか。それはそれで怪我の功名というヤツなのかも知れないが、それで良いのか…という気も正直するぞ。
総評としては、かなり面白いSFコメディだが『エイリアン』シリーズとしては評価に困る、といったところだろうか。初代監督のリドスコに文句を言える人間は居ないだろうから、かなり本人が好き勝手に作ったのだろう。やはりジジィの暴走ほど扱いに困るものはないのだ。
人類誕生の秘密を探しに
古代文明の資料から、人類を創造したとされる“エンジニア”が存在する惑星が示され、その場所を目指して宇宙船プロメテウス号が旅立つ。
エンジニアたちは、自ら造り出した生物兵器の暴走によってほぼ全滅していた。社長は病を治してもらおうとするが瞬殺される。探査チームはプロメテウス号でエンジニアの宇宙船に突撃し、残された最後のエンジニアはエイリアンに寄生されて死亡する。生き残ったショウ博士とアンドロイドは、エンジニアの母星を目指して旅立つ。
プロメテウスはギリシア神話の人類創造主で作中では探査船の名前となっている。
アンドロイドは社長を治して貰うことが目的なのに生物兵器を人に感染させたのか謎。
ショウ博士の言葉だけで船長達よく突貫したなぁと思った。
普通におもしろかった
ビビリな私には、これくらいの広大なSF世界観くらいがワクワクして楽しめた。
ハラハラドキドキのいわゆる「エイリアン」を求めているとがっかりするかもしれない
おお!?おお!!おお…?
『エイリアン・ロムルス』のレビューで、いつか
プロメテウスとコヴェナントを観ると書いてました。
正直エイリアン1、2で自分の中では終わり感があったので、コレらを観るつもりは毛頭なかったんですが、
なんだかSFをかじりたい気分になったので鑑賞
あの宇宙船、1作目のやつやん!とか、
ひとつひとつの要素や伏線がしっかりとハマっていく感覚は、んもう流石リドリースコット様だと痛感。
映像がとにかく美しくて、冒頭の古代地球のシーンで魅入ってしまいました。
といっても、よくわかんなかったのは事実で、
問「ヒトを作ったのは誰か」
答「ヒトを作ったのはエンジニアです」←????
この仮説がさいしょに語られたので、これからこの仮説を実証していく物語なのかと思ったら、結局仮説は仮説のままで、生きてたエンジニアはろくに情報を落とさずにブチギレ&接吻しやがったので、
やっぱりスッキリしません。
あれは軍事基地というか、生物兵器をつくる場所で、
あの船は地球を攻める船で、
までは、まぁわかりますが、
「ヒトを作ったエンジニアが、なぜヒトを滅ぼそうとしたのか?」
という最後の問いは、無理やりというか、
そもそもヒトを作ったのはエンジニアです!!!!!
ってのが、しっかり示されてないので、ノれない部分もありました。
でも、前日譚としては完璧だし、二転三転する人間模様は見ててめちゃくちゃ面白かったです。
ディビットの悪事がバレてないように見えたのが残念でした。チャーリーをぶっ殺した原因はほぼコイツなのに、、ショウはそれを知ってるのか、知らないのか、もうこの辺はよくわかりません。
チャーリーに飲ませる
性行為によりショウが妊娠
と、ディビットが秘密裏にやっていた計画の最終段階、つまり生まれたイカみたいな生物が、ずっとそのままにされていたのも気になります。ディビットはなにもしなかったってことなんでしょうか。
ぼくの理解力が欠如しすぎてて悲しいです。
面白い映画なので、できるならリドリースコット様にとなりに座っていただき、見ながら
「あ、これはこういうことやで〜」
と教えてもらいたいものですね笑
どなか教えて頂けると幸いです🙏
BSLに基づいた隔離や手順が必要な事は、科学者なら誰でも知っている
リドリー・スコットの解釈としての「新大陸発見」ダネ。
「ミッション」のイグアスの滝の場面を思いだした。
人間の傲慢さが感じられる。そんな映画だ。
エイリアンと全く同じテーマダネ。
彼らのやっている事は侵略ダヨ
バイオセーフティレベルを無視した科学者の愚行は「艦隊の誓い」どころの話ではなくなってる。また
AIもまるで知性見出したように描く稚拙さ。
僕はその点全てを「愚行の極み」と見た。AIは正に「老人の傲慢なプログラム」による行動。アシモフの三原則から「そうなる運命」なのだ。
まぁ、使い回しの「コメディーフィロソフィー」モドキのスプラッター映画だ。男目線なリドリー・スコットとしては、女性の主人公をやはり殺せなかった。
ネタバレあり
最後の宇宙船との戦いは『パールハーバー』や日本人の特攻行為に見受けられる。エイリアンもまた侵略者なのだ。
奥が深い商業主義映画だ。
誕生した怪物には人間のDNAがこの段階で含まれているんだね。
ショパンの「雨だれ」(前奏曲第15番 Op. 28 No. 15)で締めくくる。なるほど。
宇宙に届けたい嘆き
猿の惑星、エイリアンと往年の名作のリブート、エピソードゼロ、続編鑑賞キャンペーンの一環で改めて観直した本作。劇場マジックなのか、当時気付かなかったツッコミどころが今回観て「こんなにも多かったのか」と気付かされました。
挙げればキリが無いのですが、ヒロインに感情移入出来ないのが致命的でした。研究者のエゴでは済まされない自己中心的行動。嵐の中落としたサンプルを拾いに行っては他人を危険に晒し、望まぬ妊娠をして介抱してくれてるメンバーに対して起き抜けに容赦なく殴打(←殴られた本人もその後の登場シーンでは特に何事も無かったかのようにそこにいる。)。ウェイランド社長に「何もかも間違ってた」と涙ながらに打ち明けたかと思えば、彼から「そんな簡単に決めつけるのか?」みたいなこと言われて結局社長たちに調査に同行するし。恋人死んで本人もエイリアンお腹から摘出してるのに、そんな行動?
極め付けはエンジニアが地球に向かうのを、仲間の船長たちに身を挺して止めろと言う始末。お前、自分で言ってておかしいと思わないか?挙句みんな命落としてのうのうと生き延びた本人はエンジニアの星に行くという、もはや地球での処罰から逃げる口実と捉えられかねない暴挙。
エイリアンの起源もこんな形で明かして欲しくなかったし、謎は謎のままの方がいいこともあると思い知らされた本作でした。せっかくの名作である第1作が台無しです。
辻褄合わせは理解したが…
最近、ロムルスを劇場で鑑賞し、前日譚が気になったので、確認のためにコヴェナントと併せて再鑑賞しました。
劇場公開後、レンタルDVDで鑑賞したのですが、人類誕生の秘密を明かすみたいなキャッチフレーズに騙され(?)エイリアン1作目のプリクエルだと思わずに鑑賞したので、内容が殆ど理解出来ませんでした。
今回、改めて細かい所まで注意して再鑑賞したところ、伏線回収(完全に後付だと思いますが)が出来て、ようやくロムルスまでのストーリーが、自分の中でつながりました。
ただ、エンジニアが自分のDNAを古代の地球に散布して、人類を誕生させたのだとすれば、魚類から両生類と爬虫類を経て哺乳類に至る、いわゆる進化論は完全否定され、突如として直立歩行の「人類」が誕生したという理屈にもなり、何となく違和感を覚えました。
また、地球を訪問した異星人が、DNAを散布する目的なのにも関わらず、何故か最後までちゃんとパンツだけは履いていたり、異星人の星(実は巨大宇宙船)でも、自動ドアだったり、壁にLED(?)ボタン付の解除盤が設置されて付たり、現代科学技術で思い付く範囲内でのインフラが登場した時点で、製作陣の想像力の限界を察知していまい、何となく興醒めしてしまいました。
個人的には、第一作自体が単純に面白いSFホラーを目指して製作されたと思うので、その単純な枠組に、後付けで人類の起源とか小難しいお題目を盛り込んだ結果、歪みが出来てしまった印象でした。
リドリー・スコットの帰還‼️
殺す事も出来ない、そして感情の入り込む余地のない完全無欠の生命体、エイリアン‼️リドリー・スコット監督による一作目で、リプリーをはじめとするノストロモ号のクルーたちが遭遇したのは、そんな恐ろしい生物だった‼️しかしそれは宇宙船内が舞台だったからであり、続くジェームズ・キャメロン監督の傑作「エイリアン2」では銃で簡単に殺せるし、地球で言うところの蟻や蜂のようにクイーン・エイリアンを中心にコロニーを形成する生物で、その目的は種族繁栄であることが判明‼️そんなエイリアンの起源を描いた作品がこの「プロメテウス」‼️創造主であるスコット監督によるこの作品は何度観ても違和感というか納得出来ない‼️以前のシリーズ作、「エイリアン3」や「エイリアン4」そしてAVPでも「エイリアン2」の設定が踏まえてあったのに、今作と続く「エイリアン・コヴェナント」を観ると、人的に、正しくはアンドロイドが実験を繰り返して作り出した生物兵器という設定になっている‼️いくら創造主だからといって「エイリアン2」で定石となった設定を覆すのはどうなんでしょう⁉️私のように一作目よりもキャメロン監督の二作目が圧倒的に好きな人間は余計に納得がいかないんじゃないでしょうか⁉️ただこの怒りの感情は、本作を「エイリアン」の前日譚として観ているからで、「エイリアン」と関係のない一本のSF映画として観ると良く出来てると思います‼️作品の内容は他の方がレビューされておりますので割愛‼️ただ現実味のある秀逸な近未来像を見せてくれるSFX映像はさすがリドリー・スコット監督でした‼️
人類とエイリアンの起源とは!
上映当時、映画館で鑑賞した作品です。
エイリアンシリーズの前日譚なので、よくあるビギニング的な映画かなと思いきや、全く別物の映画と言っても過言ではない物語でした。独立した新たな作品とも取れました。そもそも、エイリアンの起源というよりテーマが人類の起源がメインでしたのでそう取れます。
が、しかしエイリアンシリーズファンならニヤッとする要素はふんだんにありました。特にスペースジョッキーが再び見れるとは思いませんでしね。「エイリアン」を見たときにあの巨大な白骨した宇宙人と思い込んでいたのが、実は宇宙服で実は中にヒトそっくりの巨人が入ってるとは思いませんでした!あとおなじみにアンドロイドが首だけになって会話するシーンは健在!
ストーリーはかなり難解でした。誰か解説してと思うくらいです。結局いまいち人類の起源が分からず。その変わり、エイリアンの起源は分かりましたが。ただ、イマイチ今までのエイリアンとつながらない。
最後に誕生したエイリアンは、インナーマウスや後頭部の形状がこれまでの物とは違うのです。そしてエイリアンは、人間の胎内で育ったモンスターから誕生しているということは、やっぱり人と同じDNAをもっているということかな?だからあんなに体系は人間に近いのかしら?といったように、いまいちもやもやが残るのでした。
エイリアンのファンとしては、楽しめた映画でしたが、エイリアンファン以外は面白かったのかな?って思った次第です。ただ、リドリー・スコットが描く世界観や圧倒的な映像はただただ感動することは間違いないでしょう。
遅ればせながら
この秋に新作が出るということで、観ていないエイリアンシリーズを制覇しようと鑑賞。
4までは何度も繰り返し観るくらい好きなのですが、リプリーじゃないシリーズになんとなくとりかかれずにいたんです。
立ち上がりがスローでしたが、ちゃんと面白かったです。確かに、迂闊なキャラばっかりだし主役にも共感できなかったけど、アンドロイドは美しいし、メカデザインが痺れるほどギーガー、1につながるクロワッサンUFOが姿を現した時は声が出ました。
壮大なテーマや白巨人なんかも、そう来たかと唸りましたが、個人的になにか残念な気持ちが。
エイリアンはあくまで、人が関わっていない未知の生物であって欲しかった。進化する力や、恐ろしい繁殖力や、強酸の体液、地球生まれの人間の想像力を凌駕する存在だから今までこんなに怖かったんです。
ハリウッドゴジラシリーズでもなんかコングが段々人間と仲良しになってきて残念、と思うわたしは、それと似た気分になってしまいました。まぁ人というか白巨人が作ったんだけれど…
冒頭のシーンは、海の中に人間のもとになるDNAをぶち込んだ、て解釈であってますかね?
生物は海から来た、ていいますからね、大元に仕掛けたってことでしょうか?最初は地球じゃない星かと思って⁇⁇ってなってたんですけど…コヴェナントまで観ればわかるのかな。
シガニーウィーバーの存在感はやはり重要だったのですね。1では普通の強いヒロインだけど、2以降は段々凄みが増して、ある意味どんどん人外になっていく笑 立ち姿が、背中が、美しい。オーラってこういうことなんですねー。
でも頑張って次も観ようと思います!
絶世の美女が不細工な男連中と浮名を流す情けなさw
本作は完全な駄作である。あの素晴らしかった『エイリアン』シリーズに、リドリー・スコットは何故か、本作で止めを刺してしまった。つくづく残念でならない。そもそも製作すべきではなかったのだ。
本作が駄作である理由。
①エイリアンが人類の祖先=エンジニアによって人工的につくられた生物にされてしまった。つまり<底知れない脅威である存在>から、ただの管理された人造物に転落させられてしまった。
②自分たちのコピーを地球に創造したが、いざ出来てみたら不出来だったので、わざわざエイリアンで全滅させようとするエンジニアのバカさ加減。エイリアンで人類が滅んだ後は、どうやってエイリアンを全滅させるんだ? 完全な痴呆ではないかw
③登場する人間が全員揃いも揃って、ただのバカであり、クズであること。
典型的なのが研究チームのリーダー、チャーリー。
目的地に到着後、エンジニアのサンプルらしきものを入手し、同僚がそれを解体・分析するのを、こともあろうにウイスキーをラッパ飲みしながら見物する。人類最大の謎がたった今、解き明かされようとしている場面で、酒を呷りながら見物する科学者など存在しない。いたら、ただのゴミクズだ。
この間抜けは、その前にもエンジニアの宇宙船内部で、大気の成分だけを根拠にヘルメットを脱いでしまう。その大気中にいかなる病原菌があるかもしれないのに。
つまり、この人物は科学者でもないし、知識欲もないただの酔っ払いなのである。
その他にも異星人の証拠が見つかったのに、「俺は地質学者だ」と言って帰ってしまう研究者、ヘルメットの中で煙草を吸う基地外科学者…ふざけるにもほどがある。
④デヴィッドなるアンドロイドの魅力の無さ。その言動は何から何まで退屈だし、何のために『アラビアのロレンス』を気取ったり、ショー博士に入れ込んだりするのか、理由が全く分からない。
さらに人間を実験媒体にしてエイリアンの繁殖を試みる理由もまた不明であり、存在理由がない。人間vs.コンピューターの『2001年宇宙の旅』の祖型を、ただ再現するためだけに作られた無意味な存在だと断ぜざるを得ない。
このつまらないアンドロイドが次回作『コヴェナント』の主役となって、エイリアンシリーズの命脈は完全に絶たれるのである。
⑤キャスティングミス。
せっかくシャーリーズ・セロンが出てくれたのに、ノオミ・ラパスをヒロインにするかw 違約金を払ってでも、セロンをヒロインにすべきだった。
⑥流行歌のアナクロニズム。
スティブン・スティルス"Love The One You With"をはるか未来のシーンで使ったりするなよ。次回作では、ジョン・デンバー"Country Road"を使うなど、もう滅茶苦茶。
…等々、この作品のデタラメさは目に余る。リドリーは痴呆症じゃないか、と思わされた。
とはいいながら、映像はエイリアンシリーズの中でも屈指の素晴らしさなのが、困ったところである。だからバカな映画だなあと思いながら、何度も見てしまう。
何と表現すべきか…ろくでもないブッサイクな男連中と浮名を流す絶世の美女を見た情けなさの感じに近いか。別に広末がどうしたとかは言わないがw
ただ、このデタラメさが次回作『コヴェナント』でさらに加速して、腹立たしいまでになるとは、毛頭予想も出来なかったのであるww
なぜ人類誕生の瞬間は、空白のままなのか。
原題
Prometheus
感想
リドリー•スコットが挑んだ新たなSFの金字塔!
エイリアンの原点、謎が明らかに!
うーん、私には合わなかったです。
映像美は凄かったと思います。
なぜ最初にエンジニアは黒い液体を飲んだんでしょうか?
デヴィッドがホロウェイに黒い液体をなぜ飲ませた?なぜファイフィールドは凶暴化した?謎です。
帝王切開のシーンは嫌でした、ショウ博士はタフな女性でした笑
船長のヤネックがまともな人だったんじゃないんですかね笑
唯一最後の腹を突き破ってエイリアン登場はテンション上がりました!
※人類最大の謎、それは人間の起源
まさにエイリアンでした。
いろいろな意見があると思いますが、相変わらずのエイリアンでした。 いつものように、謎めきにドキドキしつつ、来るな、これは来る…… 来んのかーい! または、来たー! など、非常に楽しみました。
JPホーガンの「星を継ぐもの」を思い出す一作でした。たぶん宇宙人のビジュアルかな。
ラスト近くの不合理な展開に興醒め
エイリアン1〜4とは別系統の作品として、美しい映像とともに中盤まではかなり楽しめた。だがしかし。
①生き残ったエンジニア(人類と同一のDNAを持つ)の一人が十分な理由も明かされないままプロメテウス号の乗組員たちを敵視して襲いかかる。ショウ博士の後をしつこく追いかけて宇宙船まで乗り込み、挙げ句の果てに「タコ入道」(朝ドラ『おちょやん』のワンシーンが蘇る(^O^))みたいな外観の新型エイリアンと密室の中でくんずほぐれつの格闘をする。吉本新喜劇か?
②プロメテウス号本船に残っているクルーたちがショウ博士からの短い連絡だけを根拠に「よし、俺たちが自らの命を犠牲にしてエンジニアの宇宙船に体当りして奴が地球へエイリアンを持ち込むのを断固阻止するぞ!」とまさかの特攻自◯をする。日本の昭和アニメか?
レビュー
書くの忘れてたので、ディズニー+で観なおした。
確か謳い文句が、人類発祥の秘密が明かされるような感じだったと思うが、見事に裏切られ、実はエイリアンの発祥の秘密だったという、当時の騙された感じが甦った(笑)
他の方のレビューで答え合わせ
ほぼ予備知識0で鑑賞しました。映像はすごいと思いますし世界観はつかめるのですが肝心の話の筋がよくわからない。物語が動く中盤以降、要所に「ん?」「なんで?」「意味不明」がどうしても浮かんでしまう。ラストの主人公のように、解答を求め他の方のレビューを見に行きます!
コヴェナントの前にご鑑賞ください
最初は『エイリアン』のセルフリメイクなのかと思って見ていた。進化論を再び原始に戻し、新しいコンテンツをいっぱい詰め込んで、現代的な宇宙物理学なんかの解釈を混ぜたりするのかとも思わせておいて、結局は『エイリアン』当時の雰囲気そのもの・・・さすがに映像は面白いのだが。
ショウ博士が恋人チャーリー(ローガン・マーシャル=グリーン)と一夜を過ごすのだが、その前夜に惑星の洞窟を探検した際に、アンドロイドのデヴィッド(ファスベンダー)が採取した微生物をチャーリーに飲ませていたのだ!(なぜ?)
案の定、ショウは妊娠してエイリアンを孕んでしまう。しかも体内で急成長したためにショウは激痛を。そして機械に手術を任せてほとんど自分で帝王切開するという展開・・・あ、『エイリアン』ならここで終了だぞ!てな感じで。
デヴィッドは探検隊と同行した際に人類創造主が一人生き残っていることを発見していたのだが、彼を蘇らせたおかげで大変なことに・・・創造主は地球を侵略するために息をひそめていた雰囲気。周りのこつぶなエイリアンたちは防衛目的で創ったのに逆に絶滅させられそうになってた!という意味か?
なんとなく生物兵器についての社会派らしさもあるが、あくまでも創造主探しであり侵略しようとはしていないと言い訳しているようにも感じる。そして、生き残りの創造主とエイリアンを戦わせて、最後には『エイリアン』につながるエイリアン誕生というオチ。結局はエイリアン・ビギニングだったのか・・・
登場した意味すらわからないシャーリーズ・セロン。たどたどしい動きなどから、もしや彼女もロボット?と疑ってしまうが、プロメテウスプロジェクトの出資企業のCEOの娘だったとわかる。しかも高齢で気持ち悪いほどのよぼよぼCEOがガイ・ピアース!やっぱり意味がわからない・・・この映画を作った意味が・・・(笑)
"エンジニア"
本作が単独で一本の作品ならば、それなりに面白い感想は出るけれども、よくもまぁ「エイリアン」のワンシーンから壮大?な物語を考えたものだ。
オリジナルの「エイリアン」は未鑑賞で、比べるのがディレクターズ・カットになるけれど違和感を大いに感じてしまうのは否めない。
ジョン・ハートが見た宇宙人の死体と本作の生き残りは同一なのか?
それならば、瀕死の状態で宇宙船の操縦席に戻ったって訳で無理があるような!?
その宇宙人から産まれた?"エイリアン"は完成された形だったけれど、ジョン・ハートから出て来たのは未完成の赤ちゃんみたいだった。
意地悪なツッコミになるが、オリジナルの方が物語の年代設定も新しく本作の方が前の話になる訳で、映画を撮った年代は逆になるけれど、宇宙船や船内のハイテク加減が違い過ぎて、オリジナルを完全にシカト。
イアン・ホルムと比べるとデヴィッドの行動に理解出来ないことが多く、スッキリしない。
あのデカい宇宙人たちは、エイリアンによって絶滅したのか?そもそも、あのタコみたいなのは何だ!?エイリアンの誕生過程も府に落ちない。
ラストに白々しくエイリアンを登場させる演出に強引さが垣間見れ、本作の必要性があるとは思えない。
ネタバレ注意
面白いんだけど!すごく好きなんだけど、エイリアンが何故生まれたかのために製作されてて、人間の起源やエンジニア(創造主)の行動の動機などが明確でないため、モヤモヤ感がすごい。
後主人公たち、博士じゃないでしょ。あの行動は。
そして、吹き替えは見ない方がいい。絶対に
なんかね、もう、主人公に感情移入どころか反感持つから
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