「まぎれもない現実」マシンガン・プリーチャー ☆くっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
まぎれもない現実
実話をもとにした映画です。
それも現在進行形の!
元麻薬売人のサム・チルダース(ジェラルド・バトラー)が出所するところから映画は始まります。
出所してすぐにまた麻薬に手を出すような彼が、ある事件をきっかけに、家族にも導かれ、教会に通うようになり
ボランティアの一環で訪れたスーダンで目にした悲惨な現実。
建築業を営むようになっていた彼は、スーダンの子供たちを救うべく、尽力する。
彼は問う。
「正当化するつもりはないが、家族を救うために、ひとは手段を選ぶだろうか」
家族が誘拐された時、殺されそうになった時、
手段を選ぶかという問いに
手段は選ばないと答える私は、その手段の中に銃による対抗策は考えに入っていない。
そこが、すでに国民性の違いでしょう。
しかし、彼は、銃を手に取り、スーダンの子供たちを救うために、
ジョセフ・コニー率いるLRAというゲリラ相手に銃を撃ちまくる。
これが物語、フィクション、アクション映画ならば、強いヒーローと言うだけで終わるのかもしれない。
しかし、これは現実。
それも、過去の戦争の話ではない。今現在も続いている現実なのです。
綺麗事だけでは済まないことは頭ではわかっていても
やり切れない思いがします。
エンドロールとともに、本人たちの映像が流れます。
まぎれもなく現実です。
多くに人に観てもらいたい映画です。
コメントする