「時は金なり…ではなく、時は命なり」TIME タイム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
時は金なり…ではなく、時は命なり
寿命が25歳で止まる近未来、25歳以降は“時間”が通貨。
時間を得る為に額に汗して働き、盗みや殺人も発生する。
富裕層は100歳以上も生きられ、貧困層は時間を得られなければ死んでしまう…。
お金を時間に置き換えた設定がユニーク。
刻一刻と迫る命のタイムリミットは、もし自分だったら…?と思うと結構恐ろしい。
富裕層は時間をドブに捨てるように無駄遣いし、貧困層は1分1秒でも惜しい。
その構図はまさに“お金社会”を彷彿させ、二度と戻らない時の尊さをも考えさせられる。
映画自体は社会派ではなく、娯楽SFアクション。
突然ある男から100年の時を譲られた青年ウィルが、時間監視局の追っ手を振り切りながら、時を支配する富裕層の陰謀に迫る…。
富裕層で出会ったシルビアとの逃走劇は、どことなく“ボニー&クライド”を思わせる。
斬新な設定故の辻褄が合わない部分やご都合主義もあるが、なかなか楽しんで見れた。
そしてもう一つ特筆すべきは、アマンダ・セイフライド!
とにかくセクシー&キュートで、その魅力はこれまで出演した映画の中で一番なのでは?
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