最強のふたりのレビュー・感想・評価

もっとハートウォーミングな話かと思いきや、いきなり冒頭の車のシーン。まんまとビックリした。 そこからのコミカルな2人のやりとりは笑いっぱなしだった。障害をもつ人を特別視してしまう感覚、自分にもあるかもしれないと考えさせられた。 また、音楽が意表をつく選曲でおもしろい。

その人のステータスで、自分も周りも演じてしまう。演じるのをやめたとき、シンプルな関係ができる。あとは気が合うかどうかだけ。気が合えばハッピーだ。ここまで生きると、さまざまな鎧をまとってると、改めて感じた。この鎧を脱いだらハッピーな出会いがあるだろうか。

カーアクション、なかなか楽しかった。 まさかの、障害者が出てくる映画でのカーアクション。 こういうブラックさがとても好きだ。 倫理的に言うと、まぁ清く正しい人間像ではない。 でも、実際、こんな面は大なり小なりある。 欲が無いように描かれることが多い障害者だが、彼らも同じ人間であるなら、性欲だって物欲だって承認欲求だってある。 無視しても無駄だ。 お金ならあるわよ、とか、教養とコネならいくらでも持っている、とか、いろいろ満たされていても、欲望についてフランクに語り合える友は、なかなか買えない。 ま、最終的には買ったんだけど（笑） そういうところもブラックでよろしい。 私が好きなのは、髭を整えるシーンです。 あと、音楽が知ってるものばかりで嬉しかった。

ドリスとフィリップの相性の良さがぴったり過ぎておもしろいです。 率直な性格のドリスに憧れをいだきました。 そして、最後の粋な計らいに何とも言えない感情(良い意味)が溢れ出ましました。 そして、映画内のBGMが秀逸だったかなと思いました。

新感覚のコメディ(果たしてコメディと言えるのか？)でした。 色々と考えたのですが、うまく感想を書けません。言葉では言い表せない力を感じました。素晴らしい作品です！

笑えるシーンもたくさんあっていい映画だった。 でも考え方が人それぞれだなーって考えさせられる映画でもあった。 最後のドリスの笑顔が優しくて柔らかくてとても心に響いた。

大富豪で全身不随のフィリップと、貧乏で荒くれ者のドリスの絆を描いた話。 普通ならこの2人に接点は出てこないんだろうけど、ひょんなことから知り合い、お互いに相手の持っていないものを出しあい、変化してゆく。絆が深まってゆく。 2人とも、とても優しい。思いやりに溢れた作品で、観終わったあと優しい気持ちになれた。 フィリップがドリスのギャグ？で笑う時の表情や、ラストシーンのドリスの思いやりに満ちた表情。とても印象に残った。 いつも心に幸せをもって、人に優しくありたい、そう思わせてくれた映画だった。

この映画、何度も見返してしまうくらい好きですね！ 何とも人間らしいのです。 こうゆう人間関係に憧れている方も沢山いるのでは⁈ 人間に、上も下もないなぁと思うかんじです。

見てて笑えるし幸せになる。 絶対に出会うことのないような2人がふとしたきっかけで出会ってかけがえのない仲になっていく話。 みんなを巻き込んで自分の世界にもっていってしまうドリスにフィリップもだんだんと心を開いていくとこが見てて幸せになる

基本的にバディー物は大好きなのだが、何故にこの作品を劇場で観ていなかったのか。 DVDを観終わって、物凄く後悔した…。 また一つ、何度も繰り返し観たい作品に出会えた！！

すごい仲良しなのがよかった。 友達ってええなぁと思った！ 二人ともええ人！ 泣けたしね！ 泣いてないけど！わら もいちょっと見たかった！

本来ならばミスマッチであろう、ものすごい気品高い家のお金を持った障害をもつ老人と、ビンボーで複雑な家庭の黒人。 この本来ならば出会うことのないであろう二人が最高のコンビとなる。 障害をもつ側としては、障害を一つの壁として捉えない、この黒人のデリカシーのない、壁をもたない接し方がとても気に入ったよう。 また、この黒人に対しても、いままで味わったことのない経験や安定した職を与えられるとしてどっちにもWinWinな関係をもたらした！ これら2人の仲のよさはとてもみていて面白く、仲の良い友達との遊び話しを聞かされている気分になる映画。とても幸せな気持ちでこの映画をみれた！！

激情とは また別の、爽やかな感動を呼ぶ作品。 大富豪役の Francois Cluet （フランソワ・クリュゼ）と street から突如 抜擢される黒人介護人 Omar Sy（オマール・シー）を始め、屋敷を彩る cast達が非常にオシャレ◎ 要は大富豪と介護人の気が“物凄～く合った”御話(笑)。その中に 「これは君の一生の仕事ではない。」 と 愛 の あ る 決 断 を お互い受け入れる信頼感も素晴らしい♪♪ 冒頭の car chase scene、 「あーコレ後で本編で もー一回 戻って来るやろなぁ。」 と思った私わ映画 観過ぎ かしら？(笑) 自らの意志の示し方と、自らの領域に他人に入られた時の心の広さが絶妙の balance♪

久々に、自分でも楽しめて、多くの人に勧められる映画を観た。 何か大きな事件が起こるわけでもないのに、鑑賞後、感動が残っている。

シリアスな展開を常に側らに孕む設定ではあるが、ほぼ失速を見せることなく最後まで見る側を引き付けてくれる。 二人の関係を掘り下げるとなると、一度は決定的な衝突を描くものではあるが、それを敢えて抜き、あくまでポジティブな面を抽出している。 ある意味これは御伽噺、メルヘンなのだろう。 そのため、あとあじ良く、ストレスがない。この点に対する批判めいた感情もこの際考えないで良いと思う。 オペラを茶化すシーンははまって何度か見返した。

公開になってすぐ見たのと、本日地域の映画祭で上映してたので見るのは2回目。 脊髄損傷で首から下がマヒした大富豪と、ひょんなことから彼を介護することになった男性との実話に基づいた話。 障害者ものって、なんか障害にたいして腫れ物に触るように気を遣われた表現や配慮が大きい気がするがこの作品はちがう。 冗談にきこえない、一瞬息を飲むようにハッとした台詞があちこちにあるが、この映画の世界観のおかげで笑いにかわる。 個人的には病院に勤めてるので、患者さんにあんなふうに接したらアウトという想いもありますが(笑) ぜひみていただきたいお薦めの作品です。

フィリップは大富豪だ。介護人に経験やスキルだけを求めていたのなら、何人でも介護のプロフェッショナルを雇うことが出来る。 彼がドリスを雇ったのは（彼が意識していたかはともかく）、今までの自分の世界を壊してくれる誰かを無意識のうちに求めていたからだろう。 大富豪というだけでも周囲はご機嫌とりばかりだろうし、その上彼は事故で首から下の自由を奪われている。周りは皆腫れ物に触るように彼を扱っているだろうことは想像に難くない。多分彼はそんな生活にうんざりしていたのだ。 そこへ現れたのがドリス。彼はフィリップにへつらったりしないし、障害者扱いもしない。ドリスと一緒にいるとフィリップはつかの間自分の障害を忘れられるのだ。 そして、それまでの人生で誰かに頼りにされたり必要とされたりした経験がなかったドリスもフィリップの元では確かに必要とされている。彼はようやく居場所と自信を手に入れたのだ。 フィリップがヴィヴァルディを、ドリスがアースウィンド＆ファイアを聴かせたように、二人はお互いに新たな世界を見せたのだ。 これこそ、運命の二人で最強のふたり。

一時期感動モノ映画にハマってていろんなものを見たがこれが一番よかった。 実話ということで余計にストーリーを楽しめたし、見終わったあとの気分も心地よかった。 なにより主演二人の人間性、関係が素晴らしく、人との関わりや関係をもっと大事にしないとと感じました。 暖かい気持ちになれます。是非見て欲しい作品のひとつです。

黒人の男性が成長していきつつも個性や自分の良さは消さずにおじいさんと過ごしていくのがとても素敵。おじいさんが恋する相手に会いに行くシーンはとても胸が締め付けられた。

泣くとはまた違う感動がとてもよかった 文化が違うのにとても笑えて、感動させられた。 こんな陽気な奴がそばに居たら自然とこっちも陽気になるわなぁ お別れのシーンはほんとに悲しくて歯がゆい思いになった