「EARTH wind & fire」最強のふたり よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
EARTH wind & fire
以前、私はアースの中心人物であるモーリス・ホワイトのことを、「名前がホワイトなんだけど黒人なんだ。」と、ジョークにしたことがある。
このときの周囲の反応は容易く想像できるだろう。当然のように非難をされた私は、差別意識は差別を是認する側だけではなく、それを非難する側にも宿るから成立すること痛感する。
「黒人」という言葉や存在がネガティブでないとすれば、私の冒頭のジョークはネガティブなものにはならない。このジョークに否定的な価値観を与えるのは、「黒人」に否定的な価値を見ているからに他ならない。
映画は、美しく含意に富んだ映像によって、心地よい揺さぶりをかけてくる。
アースは本当にいろいろなことを教えてくれる。
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