劇場公開日 2012年9月1日

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「これぞ映画!「映画って良いよな」と素直に思えます」最強のふたり ひまじん三太さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これぞ映画!「映画って良いよな」と素直に思えます

2012年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

できるだけ多くの映画ファンの方に観ていただきたい映画なので、ネタバレはしません。
心と頭を真っ白にして何も考えずに、とにかく観てみてください。

ヒーローが活躍するわけでもなければ、スカッとするアクションもありません。不思議なファンタジーの世界に連れて行ってくれるわけでもなければ、ドキドキする恋愛もありません。

しかしこの映画を観終わった後、ほろっと涙がこぼれます。
不思議な清々しさが残ります。

それは、この映画が“作り物”に思えないからです。単に「本当にあったお話」の映画化という以上に、自然な日常を描いてみせてくれるから。うそっぽくないのです。

スラム街出身の若者が出てくることで卑猥な言葉や違法な部分も出てきますが流れの中で自然にであり、嫌悪感はありません。ただP12にはなってしまいましたが・・・・。

今までの仏映画の印象は、妙に文学的で難解でどうにも面白くない、といういわゆるステレオ的な印象でしたが、この映画は違います。しっかり娯楽作品となっています。

騙されたと思って、是非観てみてください。
純粋にお薦めします。

ひまじん三太