ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探してのレビュー・感想・評価
全14件を表示
私、バードウォッチャーなのです
私が持っている唯一の映画DVDです。
実は私、バードウォッチャーでして、たまに観たくなった時の為に買いました笑
日頃、ただ『野鳥』を見ているだけです。(野鳥の会には入って無いのですが)
見てるだけで何が楽しいんだ???と、ほぼ全員に言われます笑。
何で楽しいのか、実は正直、私にもわからなかったのです。
ところが最近になって、
野鳥の言語を研究されている鈴木俊貴准教授という方が出ていたラジオを、仕事帰りの車でたまたま聴き、その言葉で答えがわかったのです。
こんな内容でした。
鈴木さんも小さいころから動物が好きで多くの生き物を飼っていたそうです。
ある時鈴木さんはお年玉を貯めて双眼鏡を買って、それで野鳥を観た時、何か今までには無い感動があったそうです。
例えば、動植物を採集したり飼ったりすることは、自分の世界に彼らを連れてくることであり(それは愛を育み素晴らしい事だと思います。私も数々飼いペットロスもありました。)でも一方、観察することは自分が彼らの世界に招き入れてもらう事だと言いました。
私の意見ですが、飼うことは、例えば、水槽を作り魚を入れる、エサを与え、もし自分に知識や愛が無ければ彼らは死んでしまう。大げさに言えば彼らは自分の手のひらの上にあります。
でも野生での彼らは、自然で自由です。自ら然るべき行動をとり(必要なものだけを戴き、人間のようにお金があるからといって食い散らかしたりしない。教わってもいないのにまるで刷り込まれたように同じやり方で子育てし、決して放棄したりしない)、そして、自らに由(よ)っています。自分の責任で、この環境を汚さず自らも土に還るという「法則(ルール)」の中で精一杯、自由に生きています。生きる理由があり、ある意味『楽園』です。
(鳥に限りませんが)それは、この地球という環境の、生態系の重要な一つであるという自負(誇り)が無意識にもあるからかもしれません。(逆に雑念が無いからこそ、それが前面に出されているのかもしれません)
私も、初めて双眼鏡で「ベニマシコ」という赤いきれいな野鳥を観せてもらった日から、バードウォッチングを通して初めて自然の中で生きるという事に触れた気がしました。
鳥は、恐竜が絶滅した後も派生した生物として太古の昔から存在し、地球を見守ってきた、人間の先輩でもあります。
近年30億ほどの鳥が失われたと言われています。
鳥は弱く自然に敏感です。世代交代も早いため野鳥の増減は人間にとっても警鐘です。現状危険信号といえると思います。(私も大きな口は叩けないのですが...)
全然、作品レビューになっていませんでした!スミマセン!
ベン・スティーラーという人が、このマイナーな題材を映画にしたという事に驚き(アメリカはメジャーなのかな)また感謝したいと思います。(短期間に、鳥を探して車や飛行機で飛び回るのも実は気が引けるのですが…)
長々失礼しました。
最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!
追伸:
日本では普通にみられる「カワラヒワ」という野鳥が、北米では、命がけで観に行く激レア鳥だという事もこの映画で知りました笑。(でももし将来、カワラヒワのかわいい声が周りで普通に聴けなくなったら、悲しいな…と思っています)
壮大な冒険にも思える
1年間に北米大陸で見つけた野鳥の種類の数を競い合う、アメリカ探鳥協会主催の記録会なるものが本当に存在するのか?どうやらあるみたいというか日本でもありました。
① エントリー(2024/12/1~2025/12/28) ロゴフォームで基本情報をご入力ください。② 競技(2025/1/1~2025/12/31) 湖北地域(長浜・米原市内)で鳥を観察する。③ 報告(2025/1/4~2026/1/12) 観察した野鳥をセンター内のチェックシートで報告してください。④ 結果発表(2026年1月中旬以降) 競技期間終了後、HP・SNSで発表いたします。 最終順位によって景品を贈呈いたします。
とのことである。
賞金ではなく景品だけれど何なのか気になる。
余談はさておいて映画の中では挑戦者がそれぞれの立場で人生をかけて莫大なお金をつぎ込んで望んでいるのだがよくわからないのは見た鳥の記録方法。なんか、ええかげんな気がする。せめて写真を添えるとか。
結構壮大な冒険を通して大切な物を見つけ出すというエンディングに繋がっていく。出てくる鳥のなかにはとても綺麗な鳥もいて最後は見た鳥の写真が全部出てくる。当然、覚えれるもんではないが飽きなかった。
同じ鳥が2回出てきてもわからんかったやろなあ。
ジャック・ブラックの映画は好きなので飽きずに見れました。
好きな人だけが楽しめる
じんわりとしみてくる、ハートウォーミング・ストーリー。
一年間、鳥を見るという事だけに打ち込む人たち。彼らが払う代償はあまりに大きい。
身近にはいないものの、ひとつのことにのめり込むと、こうなるという事がリアルに表現されている。
それでいて、映画は決して暗くならず、美しい自然の映像と、全編に漂うユーモアで彩られている。
「失うものも大きいが、得るものもある。」
このセリフに集約されていると思う。記録よりも、家族や、恋人との時間にこそ価値があるというメッセージが伝わってくる。
惜しむらくは、競技(ビッグ・イヤー)のルールが曖昧で、説明的なセリフが最低限しか用意されていないことと、コメディらしい、一発逆転満塁ホームラン的なドラマ性が希薄だったこと。
お話としては、淡々としていて面白みに欠けるかもしれません。
好みの映画なので、応援する意味を込めて、☆は4つ。
ちょっとだけ顔を出す、ジム・パーソンズやジョエル・マクヘイル。そのほかにも、実力派の共演陣が揃っていて、発見したときには驚きと、嬉しさがあった。
それは、珍鳥を見つけた主人公の喜びに似た気持ちかも。
こんな大会・・・本当にあるんだ?
ジャック・ブラックとスティーヴ・マーティンとオーウェン・ウィルソン共演の、ハートウォーミング・コメディー!
監督総指揮は、ベン・スティラーですw
1年間の間に、見つけた野鳥の数を競う大会「The Big Year」。
仕事や私生活をも犠牲にするほど、この大会に賭けてる3人。
フリーターのブラッド(ジャック・ブラック)、
最高記録保持者のケニー(オーウェン・ウィルソン)、
大きな会社の社長 ステュー(スティーヴ・マーティン)。
ブラッドは、鳥の鳴き声を聞くだけで、なんの鳥かわかるほど「バーディング」をこよなく愛しているが
そのことを、父親になかなか理解してもらえない。
最高記録保持者のケニーは、誰にも記録を抜かれたくないあまり
ライバルを蹴落とそうと必死になっている。
会社社長のステューは、バーディングを家族から応援されている。
バーディング中のブラッドとステューが、船の中で意気投合し 仲良くなった。
初めは 自分が「ビッグ・イヤー」に参加していることを伏せていたけど
実はお互いが参加していることを知り、ケニーを打ち負かそうと2人でチームを組んだ。
ケニーは、自分の記録を抜かれないために必死になるあまり、妻とはすれ違い気味に・・・。
家庭を顧みず、プライドを優先したケニー。そんな彼を待っていたものは・・・・・・。
最初観たとき、「え?バード・ウォッチング?」地味だなーって思ったけど、いやいや~なかなかヨカッタです。
ジャック・ブラックが良かった。
しがないフリーターだけど、家族を想う心・・・父親に、地味だけど凄く好きな鳥がいることを話している姿・・・ヨカッタです。
勝利のダンスもいいけど!
大切なものを、失ったり・・・
手に入れたり・・・
再確認したり・・・
作品自体は、地味な感じだけど内容は良かったです。
やっぱ、ジャック・ブラック いいなー!
憎めないカンジのキャラが多いジャックだけど、今回も なかなかいい感じでしたね。
過ぎたるは及ばざるが如し
鳥に狂ってる
鳥の観察に狂っている人の話で、本当に鳥が好きそうな感じが、付け焼刃でない感じで描かれていてよかった。本当にやりたいことがあったら、他の事と両立なんかできず、代償を払うのもしかたがない。ただ鳥を見てよろこんでいるだけの実に平和的な趣味なのに、それでも失うものがたくさんあり、何かに狂うことは恐ろしい。
特に居眠り運転して車が半壊しているのに鳥を見て大喜びしている場面には狂気を感じ、素晴らしかった。
ジャックブラックのお父さんは死亡フラグが立ちまくっていて、怖かったのだが、死んでなくてすごくホッとした。
スティーブ・マーチンがすっかりおじいさんで、優しそうな顔立ちはますます優しそうな顔になっていた。
もうちょっと鳥の楽しいうんちくを教えてほしかった。
鳥バカ日誌
探鳥に人生をかける男たちを描いたコメディ。
つまりバードウォッチングではあるが、一年間で観察した鳥の種類を競い合うコンテストが話のネタ。
へ〜、こんなコンテストがあったとは。
映画の中でも言ってたが、鳥を狩るよりずっといい。
ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソン、スティーヴ・マーティンが共演。
さらに、監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル、プロデュースはベン・スティラー。
かなり豪華。
話は言ってみれば、“鳥バカ日誌”。
スティーヴ・マーティン演じる会社社長が会社の運営より探鳥好きなんて、スーさんでしょ(笑)
三度の飯より鳥が好き。探鳥を通じて、出会いがあったり、人生を見つめ直していく。
一番の見所はやはり、3人の共演。
競い合ったりも勿論するが、この3人ならもっと面白くなってもいいのだが…。
爆笑コメディというより、ハートフル・コメディ。
全米で公開された時、絶対日本ではDVDスルーだと思ったら、意外にも劇場公開された(笑)
3人のうち誰に共感するか?
趣味に人生をかけるも良し
バーディング
劇中では「バードウォッチング(Bird Watching)じゃなくて、バーディング(Birding)」と言いなおすシーンがあります。 愛鳥家という点は同じですが、前者は見て楽しむ事、後者はどれだけの種類の鳥を見つける(見る)ことができるかに 重きを置く事のようです。
3人の愛鳥家は それぞれの事情・問題をかかえながらも、“バーディング”を生きがいとして世界記録(The Big Year)に挑む。同じ目的を持ちながら進むうちに、 それぞれが行きついた答えは… というストーリー。
夢にまでみたBig Yearに挑戦する しがないサラリーマン・ブラッドを演じるジャック・ブラック。 今回は 笑いはうす味の控えめ。 後半は ちょっと涙腺が緩むようなシーンもあって、ただのおデブちゃんに見えるけど 実は演技もできます。あんなに歩き回っても痩せないのが映画、か?その辺りはもう少し演出があってもよかったかも。
Big Yearの記録保持者・ボスティックを演じたオーウェン・ウィルソン。『アルマゲドン』以来、いい演技を見せてもらいました。 ちょっと鼻につくけど どこか憎めない奴。オーウェンの魅力が出ていたと思います。
大会社を経営する ステューを演じた スティーブ・マーティン。 歳をとっても見た目が変わらない、彼独特の間の抜けた演技も そのまんま。 そこが他の二人とうまく絡み合って 良かったと思います。
全体的に見て小笑いがちょくちょくある本作品。「実話を基に作られた…」という部分も「どこが?どこまでが?」と訝しい。。 また ストーリーも単調でエンタメ好きとしては まったく物足りない。。 それでもハリウッド映画では顔なじみの3人がそろったというお得感と、生きがいを持つことの素晴らしさはしっかり表現できていたと思います。まぁためになった(お勉強できた)ということと、出演者の衣装が 何気にオシャレだった部分を評価して +0.5の 3.0評価で。
全14件を表示