ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探してのレビュー・感想・評価
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好きな人だけが楽しめる
じんわりとしみてくる、ハートウォーミング・ストーリー。
一年間、鳥を見るという事だけに打ち込む人たち。彼らが払う代償はあまりに大きい。
身近にはいないものの、ひとつのことにのめり込むと、こうなるという事がリアルに表現されている。
それでいて、映画は決して暗くならず、美しい自然の映像と、全編に漂うユーモアで彩られている。
「失うものも大きいが、得るものもある。」
このセリフに集約されていると思う。記録よりも、家族や、恋人との時間にこそ価値があるというメッセージが伝わってくる。
惜しむらくは、競技(ビッグ・イヤー)のルールが曖昧で、説明的なセリフが最低限しか用意されていないことと、コメディらしい、一発逆転満塁ホームラン的なドラマ性が希薄だったこと。
お話としては、淡々としていて面白みに欠けるかもしれません。
好みの映画なので、応援する意味を込めて、☆は4つ。
ちょっとだけ顔を出す、ジム・パーソンズやジョエル・マクヘイル。そのほかにも、実力派の共演陣が揃っていて、発見したときには驚きと、嬉しさがあった。
それは、珍鳥を見つけた主人公の喜びに似た気持ちかも。
こんな大会・・・本当にあるんだ?
ジャック・ブラックとスティーヴ・マーティンとオーウェン・ウィルソン共演の、ハートウォーミング・コメディー!
監督総指揮は、ベン・スティラーですw
1年間の間に、見つけた野鳥の数を競う大会「The Big Year」。
仕事や私生活をも犠牲にするほど、この大会に賭けてる3人。
フリーターのブラッド(ジャック・ブラック)、
最高記録保持者のケニー(オーウェン・ウィルソン)、
大きな会社の社長 ステュー(スティーヴ・マーティン)。
ブラッドは、鳥の鳴き声を聞くだけで、なんの鳥かわかるほど「バーディング」をこよなく愛しているが
そのことを、父親になかなか理解してもらえない。
最高記録保持者のケニーは、誰にも記録を抜かれたくないあまり
ライバルを蹴落とそうと必死になっている。
会社社長のステューは、バーディングを家族から応援されている。
バーディング中のブラッドとステューが、船の中で意気投合し 仲良くなった。
初めは 自分が「ビッグ・イヤー」に参加していることを伏せていたけど
実はお互いが参加していることを知り、ケニーを打ち負かそうと2人でチームを組んだ。
ケニーは、自分の記録を抜かれないために必死になるあまり、妻とはすれ違い気味に・・・。
家庭を顧みず、プライドを優先したケニー。そんな彼を待っていたものは・・・・・・。
最初観たとき、「え?バード・ウォッチング?」地味だなーって思ったけど、いやいや~なかなかヨカッタです。
ジャック・ブラックが良かった。
しがないフリーターだけど、家族を想う心・・・父親に、地味だけど凄く好きな鳥がいることを話している姿・・・ヨカッタです。
勝利のダンスもいいけど!
大切なものを、失ったり・・・
手に入れたり・・・
再確認したり・・・
作品自体は、地味な感じだけど内容は良かったです。
やっぱ、ジャック・ブラック いいなー!
憎めないカンジのキャラが多いジャックだけど、今回も なかなかいい感じでしたね。
過ぎたるは及ばざるが如し
可もなく不可もなくと言った感じ。
締めも上手くまとまったようなまとまってないような…
ま、このビッグイヤーのルールもボヤッとしてるから映画もボヤッとしててイイような気もする。
趣味は趣味。人生をほんの少しだけ豊かにする物であって、趣味に人生を捧げるのなら仕事にした方がまだ幸せだと思う。
鳥を必死に追いかけて、周りが見えてない様は映画だから笑えるけど、隣にいたら迷惑なだけだよな…
ジャックブラックとオーウェンウィルソンだから、もっと派手な笑いを期待してたけど、案外大人しいコメディだったかと思う。
鳥に狂ってる
鳥の観察に狂っている人の話で、本当に鳥が好きそうな感じが、付け焼刃でない感じで描かれていてよかった。本当にやりたいことがあったら、他の事と両立なんかできず、代償を払うのもしかたがない。ただ鳥を見てよろこんでいるだけの実に平和的な趣味なのに、それでも失うものがたくさんあり、何かに狂うことは恐ろしい。
特に居眠り運転して車が半壊しているのに鳥を見て大喜びしている場面には狂気を感じ、素晴らしかった。
ジャックブラックのお父さんは死亡フラグが立ちまくっていて、怖かったのだが、死んでなくてすごくホッとした。
スティーブ・マーチンがすっかりおじいさんで、優しそうな顔立ちはますます優しそうな顔になっていた。
もうちょっと鳥の楽しいうんちくを教えてほしかった。
鳥バカ日誌
探鳥に人生をかける男たちを描いたコメディ。
つまりバードウォッチングではあるが、一年間で観察した鳥の種類を競い合うコンテストが話のネタ。
へ〜、こんなコンテストがあったとは。
映画の中でも言ってたが、鳥を狩るよりずっといい。
ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソン、スティーヴ・マーティンが共演。
さらに、監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル、プロデュースはベン・スティラー。
かなり豪華。
話は言ってみれば、“鳥バカ日誌”。
スティーヴ・マーティン演じる会社社長が会社の運営より探鳥好きなんて、スーさんでしょ(笑)
三度の飯より鳥が好き。探鳥を通じて、出会いがあったり、人生を見つめ直していく。
一番の見所はやはり、3人の共演。
競い合ったりも勿論するが、この3人ならもっと面白くなってもいいのだが…。
爆笑コメディというより、ハートフル・コメディ。
全米で公開された時、絶対日本ではDVDスルーだと思ったら、意外にも劇場公開された(笑)
3人のうち誰に共感するか?
探鳥家が一年間に見た鳥の数を競うビッグイヤー。3人の探鳥家を中心に、鳥を見ることに全てを注いだ男達を描いた映画です。
他人にはバカげたことでも、何かに情熱を注げられることは素晴らしい。
たとえ犠牲にするものが大きかったとしても。
探鳥家3人がそれぞれスタンスが違うので、誰に感情移入するかで印象も若干変わるかもしれません。
コメディ映画というよりも、大人の青春映画という印象です。
趣味に人生をかけるも良し
鳥を追う趣味の人々の熱さに、ちょっと共感。007で悪役だった美人がほったらかしにされる妻で出ていた。ジャックブラックが地味な鳥をどうして好きなのかを語る場面がなければ、ただ鳥を追うだけの話で終わったかと思う。エンディングでは左側の鳥の写真の早写しに目を持って行かれて、俳優キャスティングをまったく見られなかった。とりぱんの赤ゲラポンちゃんの実物には感動した。
バーディング
劇中では「バードウォッチング(Bird Watching)じゃなくて、バーディング(Birding)」と言いなおすシーンがあります。 愛鳥家という点は同じですが、前者は見て楽しむ事、後者はどれだけの種類の鳥を見つける(見る)ことができるかに 重きを置く事のようです。
3人の愛鳥家は それぞれの事情・問題をかかえながらも、“バーディング”を生きがいとして世界記録(The Big Year)に挑む。同じ目的を持ちながら進むうちに、 それぞれが行きついた答えは… というストーリー。
夢にまでみたBig Yearに挑戦する しがないサラリーマン・ブラッドを演じるジャック・ブラック。 今回は 笑いはうす味の控えめ。 後半は ちょっと涙腺が緩むようなシーンもあって、ただのおデブちゃんに見えるけど 実は演技もできます。あんなに歩き回っても痩せないのが映画、か?その辺りはもう少し演出があってもよかったかも。
Big Yearの記録保持者・ボスティックを演じたオーウェン・ウィルソン。『アルマゲドン』以来、いい演技を見せてもらいました。 ちょっと鼻につくけど どこか憎めない奴。オーウェンの魅力が出ていたと思います。
大会社を経営する ステューを演じた スティーブ・マーティン。 歳をとっても見た目が変わらない、彼独特の間の抜けた演技も そのまんま。 そこが他の二人とうまく絡み合って 良かったと思います。
全体的に見て小笑いがちょくちょくある本作品。「実話を基に作られた…」という部分も「どこが?どこまでが?」と訝しい。。 また ストーリーも単調でエンタメ好きとしては まったく物足りない。。 それでもハリウッド映画では顔なじみの3人がそろったというお得感と、生きがいを持つことの素晴らしさはしっかり表現できていたと思います。まぁためになった(お勉強できた)ということと、出演者の衣装が 何気にオシャレだった部分を評価して +0.5の 3.0評価で。
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