カラスの親指のレビュー・感想・評価
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阿部ちゃんと村上ショージの役柄逆でもよかったかも
実は○○だったという噂を聞いていたのであえてこれは
あらすじを読んでから劇場へ向かった。
うむ、なるほど。ところどころちょこちょこ伏線を張っているのね。
そして最後につながっていくと。
最後のシーンかな。村上ショージさんの長セリフのところは。
途中の会話の中でもちょこちょこキーとなること言っていたけども、
最後のシーンは本格的俳優である阿部ちゃんほどオーラはそれほどない
村上ショージにセリフを言わせた分ちょっと味が薄れてしまったかな。
なのでそこから逆に考えると二人の役柄は逆でもよかったかな?
と思ったり。
あとやっぱあの子の親が誰かと考えたら阿部ちゃんの方が合うし。
親子のつながってるー感はあまり出てなかったから。
けど、なんとなくほっこりじんわりさせて頂きました。最高に感動ってまでは行きませんでしたが。
それにしても石原さとみ。以前「使命と魂のリミット」でクールな研修医役やってたけども、それを思い出しながらこの映画では真逆な役柄だなーって思いながら観てました。
能年玲奈ちゃんもあのカッコ一瞬わかりませんでした。
久々に鳥肌が立った
妻の付き添いのつもりだったが、かなり驚いた。 久しぶりにちゃんと映画を見たという気になった。ぜひ若い人達にも見て欲しい。 誰が見ても同じになる様に、同じ様にネタを押しつけられるものだけが映画ではない事を、そして本当は見る側がイメージを膨らませて、それぞれがそれぞれの情感を生み出す。それこそが表現の楽しさだという事を、この映画を見れば少し感じ取れるのではないかと思う。 詳しくは書けないが、物語もさることながら、うーんと唸らされた場面が10か所以上あった。これも映画の魅力。 特に、乾杯の場面から静かな早朝の風景に切り替わる一連のカットの中に、5人の後ろ姿が見えて来た時には本当に鳥肌が立った。こういう事があるから、映画って面白い。
カラスの償い。
一部主要キャストのナゼ?が、最後にあ、なるほどね~となる作品。
しかし、残念ながら成功しているとは、言い難い。。
阿部ちゃん主演ということで大いに期待した本作、
徹底したコメディ詐欺作品かと思いきや、そうではなかった。
原作を知らないので、この長さで適当なのか分からないけど、長い!
飽きるわけではないが、おそらくはこの長さにする必要性があったと
そう思いながら観続ける観客に…あの結末かい?という感じだった。
どちらかというと詐欺より人情モノに近い。
どの配役も悪党と呼べる体がなく、冒頭の競馬場の行が一番面白い。
あーこのままトントンとテンポよく進めば良かったものを、描きたい
部分は全く別のところにあった感じである。物語自体が悪いわけでは
ないので、どっちに期待をかけるか。で感動の類が変わってくる作品。
私は徹底して詐欺色一辺倒に構えていたため、
ラストの種明かしで(なるほどねと思いつつ)更に人情劇に巻き込まれ、
これカラスの償い作品かよと、実はその直後に観た「ドリームハウス」
の後半20分とよく似た感覚に陥った。つまり、いい話すぎるのである。
全く悪意のない騙しに騙された観客は、感情の持って行き場を失う。
よーし!そうきたかと膝を打つ(はずの)場面を失ってしまうのである。
それが監督の狙いだったなら、ある意味成功なのかと思うが、
一度完了したと思わせて、もう一度ひっくり返す。小気味良い演出が
冴え渡る瞬間のはずが、パズルが嵌るほどスッキリとはしてこない。
それ以前の流れが説明不足に終わっているため(長いのに)え?あれは
どうなったの?何そんな普通でいいわけ?と勘ぐってしまいたくなる。
親指は…の説明じゃ、きっと涙を浮かべてしまう人もいたんじゃないか。
確かに冒頭から親心に関しては心を砕いた脚本と演出だった。
うーん…でも私は、もっと違う方面を期待してしまったんだよな。
村上の演技はハテ…?という位だが、台詞覚えが大変だったそうだ。
あれで出身が仙台、ってところでやっと笑えた^^;
まひろ役の能年玲奈が愛らしくも完璧な演技で姉?をかわしていた。
ポイントは、なんといってもラーメン屋ね(よく見ておきましょう)
タンメンが美味しそうだったなー。
(プロの詐欺師って確かにエ?と思う人が多い。怖い女も増えたよね)
「カラスの親指」とは? なかなかに味のある話だ
実質、長編映画初監督の伊藤匡史監督に160分もの長尺を許した制作サイドに感心する。 なぜ、これほど長くなったのか。実は映画が完璧な結末で終わったかに見えたあと、さらに重大な事実が控えているのだ。そして、長さを感じさせない密度がある。 詐欺の手口はどれも笑ってしまうほど単純だ。けれども、実際そんなものかもしれない。単純なほど騙されやすいのだろう。欲とは哀しいものだ。 一見、真面目そうでひょうひょうとした感じのタケ(阿部寛)が人を騙す。そのタケに足手まといのように絡むテツ(村上ショージ)のコンビが楽しいが、なぜタケが詐欺師の道に入ったのか、それが徐々に明らかになっていく。これがストーリー上のキーになるのだが、同時に観る者を本質から遠ざける隠れ蓑にもなっている。 ひょんなことからタケの家に転がり込む姉妹と青年、とりわけ姉と青年の非常識さに呆れていると、どっぷり伊藤匡史監督の術中にハマり、さらに本質から遠のいてしまう。なかなかに手強い作りだ。 本当であれば、テツの言動に注意して観ていれば数々の伏線を発見できるはずだが、これも観終わってみればこそ言えることかもしれない。ここは黙って騙されたほうが、ラスト20分が楽しめるというものだ。あまり詮索しているとつまらなくなる。話の流れに身を任せた方がいい。 裏金融の取り立て屋のボスを引っ掛ける大芝居は結構面白く、ハラハラしながら観てしまう。仕掛けも現代風なアレンジでまずまずだ。 一件落着後に画面が暗転するが、この間のとり方が実に巧妙だ。終わったと思ってしまう。 間といえば、阿部寛が上手い。気がつくと話に乗せられていて心地いい。 テツが仙台の出だというのは無理がある。 村上ショージでは言葉のイントネーションがぜんぜん違う。ひょっとしてこれも嘘? 「カラスの親指」の話は興味深い。
大掛かりなドッキリ。
原作をだいぶまえに読み、映像化したら面白そうだなと思っていたのでワクワクしながら映画館に赴きました。 冒頭から原作と違ったので、どうなるんだろう!?と映画「カラスの親指」に引き込まれていきました。 少し物足りなかったのは、タケさんの過去のエピソード。 あの何とも言えない、不穏で何かが起こりそうな「嫌な予感」が味わえず少し残念でした。 本編は160分とちょっと長めでしたが、私は長さを感じず、素直に楽しめました。 160分の中では入り切らなかったシーンや、出てこなかったアイテムもたくさんあるので原作を読んで探してみるのも良いと思います! ちょっぴり笑えて、ドキドキして、ほっこりできて、少しせつない。そして何より、大掛かりなドッキリにひっかかったような気分になれる映画です。 「いつからドッキリだったの!?」 まさにそんな風に騙されます。ぜひ劇場で騙されてみて下さい。
言いたかったのは、これは詐欺の映画ではありません
劇場通いの妻に付き合わされて観てきました。深い映画です。そして、それをひっそりと、いろいろに所に潜ませているような作りでした。シネコン時代になり、すっかり入れ替え制になってしまっていますが、こういった映画こそ、日がな一日、映画館で何度でも繰り返し見て、その熟練者になりたいという鑑賞者を形成できる類のものではないでしょうか。少なくとも、そういった気分にさせてくれる稀有な作品でした。全く無名の監督のデビュー作品のようですが、日本映画も本数は減っているものの着実に進歩を遂げていると思わせてくれました。男は黙って…、ではないですが、背中で語る芝居に大きく心を揺さぶられました。妻が阿部寛の詐欺の映画、と言っていましたが、卑近な内容ではありません。人生についての話です。そして映画についての映画でした。
クラシックの様に見えて、けっこうロックな映画
単純に面白いんだけど、ネタバレしたくないからそこには触れません。 でもそれだけじゃなくて、最近の日本映画では珍しくしっかり作られてあるのが良いんだよなぁ。 テレビドラマとかに馴れちゃってる人には物足りないのかも知れないけど、実はさりげなく凄いことをやってると思う。 見た目はクラシックだけど、精神はけっこうロックだよね。 ちょっとビックリした映画でした。
長い(`・д・´)そして残念(;´∀`)
語り口や映画全体を通した雰囲気は俺は好き(゚∀゚)アヒャ
ただ・・・
長過ぎ(;・∀・)
この手の映画で170分は長過ぎだろ!!!ヽ(`Д´)ノプンプン
知り合いの保証人になってしまったことで闇金から取り立てられて仕事をなくし、逆に闇金にスカウトされて取り立て屋になってある女を自殺に追い込んでしまった阿部ちゃんが、せめてもの罪滅ぼしで金をその娘に送っていたが・・・
話が強引過ぎやしないか??ォィォィヾ(゚д゚;)
まずその2人の娘は成長するまでどうやって生活してきた???
母親が自殺した時は確実に小学生くらいだろ???
親戚に引き取られて行って、成長してから自立したということなのかも知れないけど、仕事とかどうしてんのかね???(;´∀`)
妹は手慣れた手つきですりを実行してるけど、後になってその設定が生かされるのかと思いきや全然生かされてない!!!
料理が上手いという設定も生かされてない!!!
取って付けたみたいな設定だなΣ(゚Д゚ υ) アリャ
お姉ちゃんの石原さとみも、単にヘラヘラしてるだけで特技らしい特技もねえし( ´_ゝ`)
「今まで散々我慢してきたのに、また我慢しなきゃいけないの?」
「私たちもう我慢するのやだよ~~~・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ン」
・・・てめえいつ我慢してたんだゴルァ━━━(メ`皿´)━━━!!
そして5人の共同生活が始まって、さらに猫が舞い込んで「トサカ」っていう名前を付けて可愛がるけど、まずその名前も( ゚Д゚)ハァ?
そのトサカ、死んだと思いきや実は・・・( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?
実際は頭の毛が黒いけど白く塗ってって、そんなのすぐ気付かれるだろ???工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工
でも死骸としてカモフラージュするためにトマトピューレと骨付き肉を使ったというのは上手い!!!(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチと思った。
しかし阿部ちゃんも村上ショージも、経験豊富な詐欺師な割にはいとも簡単に内緒話を姉妹に聞かれてるし(;´∀`)
阿部ちゃんのアパートが火事になった時も、あれは発煙筒みたいなのを使って煙を炊いてただけって・・・そんなの後ですぐ分かるだろうが!!!
阿部ちゃん公園で寝た後戻ったりしなかったのか???
でも5人で暮らしてる一戸建ての借家には本物の火を付けるんですな(ノ∀`)アチャー
劇団を使って大がかりな引っかけをしてたって言うけど、その設定無理があり過ぎる(・´з`・)┌
闇金屋の鶴見辰吾もさあ~・・・あんな怪しい連中が盗聴器を仕掛けてる可能性があるなんて言うのを聞いて何も思わんのかね?(;・∀・)
前半のいかにも悪どい雰囲気良かったのにな~(´・ω・`)
刑務所入っててかなり丸くなったんですかね?
警察に密告した阿部ちゃんを恨んで執拗に付け狙ってると思ってたけど、全然歯牙にもかけてなかったわけね( ´_ゝ`)フーン
でも子分の小坂大魔王のルックスと立ち振る舞い、そしてこのキャストの意外性は良かった(゚∀゚)
「あんたずいぶん若いな~。その年でこんな専門的な仕事良くできるな~┬|д゚)ぁゃιぃ」
「・・・私、社長の娘なんです。」
これ嘘じゃなくて本当だったんですね(´∀`*)ウフフ
ここは(゚д゚)イーヨイイヨー
盗聴器を外すふりをして金をふんだくるのかと思いきや・・・
「その金を俺によこせ!!!」
エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
なぜそこでそれをやるんだ???
娘が落下して重傷を負ったと思いきや・・・と言うのも強引だな~~~~~(・ω・)
それで救急車を呼ぶふりをして逃げおおせて・・・
つうか石原さとみいつ変装して、いつ隣の部屋に行ったの???
確かに所々に色々伏線は張り巡らしてあるし、ラストで村上ショージの口から全部ネタバレが説明されるけど・・・
「詐欺なんてやる奴は最低です。」
・・・あんた詐欺で儲けた金使って色々工作してたろうが!!!!( ゚Д゚)ゴルァ!!
しかも阿部ちゃんがそのからくりに気付くのが、例の3人からもらった手紙を読んで煙草を吸いながら煙越しに一戸建ての家を見て
「・・・出来過ぎだな・・・出来過ぎ(*゚Д゚) ?」
何でそこでおかしいと思うのか意味が分かりません(ll-艸-)ァリャリャ
つうかこの時点じゃまだからくりを分かってないはずなのに、何で普通に生活できてるんだ???
殺されるかもしれないと隠遁してるならまだしも、その辺り脚本がほんとに雑(;・ω・)
でも回文の伏線、父親からの手紙の下りは大変(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
何と行っても村上ショージの演技が非常に(・∀・)イイ!!
これが映画初出演で俳優デビューと言うけど、ほんとに自然に演技ができてて、さらに若干おかしいけど標準語も使いこなしてるところもさすが!!!
阿部ちゃんとタンメンを食うシーンほんとにうまそうだし、実は過去に壮絶な経験をしてるというプロ中のプロの「カラス」なわけだけど、そういう暗い部分を全く感じさせず飄々とした感じがいいですね~~~~゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
阿部ちゃんの演技も大変良かったイイネ♪d('∀'o)
そして納得いかない点がもう1つ。
この映画の予告編で流れてたシーン
石原さとみ「もう騙されちゃってるもんね(´∀`*)ウフフ」
阿部ちゃん「俺が!?( ゚Д゚)ハァ?」
・・・何でこれが本編に入ってねえんだ????
予告編のためだけに撮ったシーンなら別取りにせいや!!!!
村上ショージの演技が見られたのは貴重だし、伏線の張り巡らし方は上手いとも思うけど、いかんせんご都合主義過ぎるし何より長過ぎ(;´Д`)
テレビの2時間ドラマなら面白いと思ったかも知れないけど、映画にするならこの話なら2時間以内にまとめて、もっと話の整合性を取らないと駄目です。
まあでも「THE村上ショージ映画」としては大変いいと思う。
しかし長いですね~~~~(;・∀・)
詐欺師だけにだまされました
カラスの親指って何だろうと、本を読んでいなかったので気になり見てきました。面白かった。阿部ちゃんが詐欺師になったいきさつは判りましたが、手下役の村上ショージさんは味が出ていて、とても良かった。疑似家族のように暮らす面々も面白く、石原さとみは目立たなく演じているので、もしかしたら石原さんと言う感じで妹役の方が目立ってました。最後のどんでんがえしはやられたと思いました。
キャスティングが絶妙。
阿部寛さんと村上ショージさんの詐欺師コンビ。
阿部さんはともかく、村上ショージさんは大丈夫なんかなぁ~~。
スベリ芸人やのに・・・。
と思っていたのが、見事に裏切られた。
朴訥とした喋り方。
大阪弁を喋らない村上ショージさんに、最初から違和感あり。
でも、それが計算されていたものだったとしたら・・・。
嬉しい誤算だった。
河合まひろを演じた能年玲奈さん、落ち着きぶりはお見事でした。
河合やひろを演じた石原さとみさん、ノー天気なお姉さんを好演。
存在感があるようで、なさそうで、とっても良かった。
貫太郎を演じた小柳友さん、物に動じない様子がステキかと思えば、慌てっぷりも良い。
純真な青年を好演。
勿論、阿部寛さんは、言うまでもない。
七変化まではいかないけれど、いろいろな姿を披露してくれた。
くたびれたサラリーマン、エリートサラリーマン、学者・・ どれも楽しませてもらった。
凸凹コンビ、サイコー。
誰もが皆、懸命に生きているのが良いし、懸命ゆえに可笑しい。
ストーリーの方は、先が読めちゃったので、少々退屈した。
こんな時は、「推理小説をたくさん読むんじゃないよ」と思ってしまう。
もう少し時間を短くして、余計なことを考える暇を与えなければ、もっと良かったと思う。
カラスにも意味があり、親指にも意味があるなんて、知らなかった。
心に傷を負った者が集まって、家族のように暮らすだなんて、すごくステキ。
ほんわり心温まる作品は、イイね。
原作の良さがそのまま
原作を読んで見に行きました。 キャスティングが絶妙で、特に村上ショージ氏は期待以上の熱演でした。 お笑いの方が演技がすると、オーバー演技になるのですが、 今回は雰囲気にマッチした演技力で感心しました。 ぜひともアカデミー新人賞を贈りたいです(^O^)。
最近見た中では一番面白かった
ハードなアクションがあるわけでもないし、派手な特撮シーンがあるわけでもない。大人気俳優がわんさか出てるわけでもない。いわば、ノーギミックの作品だけど、ストーリーがちゃんとできてるし、見終わったあともほっこりした気分になれる。傑作じゃないけど秀作です。村上ショージが思ったよりも良かった。『のぼう』のぐっさんは残念だったけど、この作品の村上さん、良い芝居してます。 しっかりストーリーを検証すると?なとこがいっぱいあるけど、そこを突っ込むのは野暮というものでしょう。コンゲーム自体が売りの作品ではないと思います.
なぜか優しい気持ちになる
あまり期待していなかったけど 観ていくうちにどんどん引き込まれて いつの間にかドキドキがとまらないし 身を乗り出してみていました そして最後には人とのつながりや出逢いは素敵だなと 温かい気持ちがこみあがってきました もう一度みたいです 伊藤匡史監督のファンになりました
コストパフォーマンス抜群
いやー、これで1800円なら安いよ。試写会なので払ってないけど。 160分贅沢に楽しめた。 笑いもハラハラもホロリもあり、一見ほんわかムードだけのシーンかなと思っていた所も見終わると全て意味があった事がわかった。 160分に全部意味があるのも凄いけど、ずっと面白く見せるのも凄い。 コストパフォーマンスの高い映画でした。ありがとやした。
愛おしい映画
原作も知らず、何の期待もせずに見たんですが、正直映画でこんなに楽しめるとは思いませんでした。 でもこの面白さを説明するのはちょっと難しいです。試写会ではネタばれには留意して下さいと言われましたが、そういう意味ではなくて。 うまく説明できないのですが、例えば映画やドラマって、必ずこれ見よがしな所があって、ああここで泣かそうとしてるんだろうなとか、感動しろって言ってるんだろうなという事が透けて見えて、私は逆にしらけてしまうということが良くあるんですが、この映画はまったくその逆です。 別に何の誇張もこれ見よがしな感じもなく、でも見終わった後にとても楽しんでいた事がわかる。たぶん一つ一つの描き方がとても繊細で、私は料理の事しか知りませんが、良い料理っていうのはみんなそういうものです。 そう考えてみると、ちょっとネタばれになってしまいますが、最後の方だって普通の映画やドラマだったら回想シーンみたいなのがどんどん入ってきて、説明の映像を色々流しますよね。でもそんな事をしたらあのラストシーンはただの謎解きで終わってしまって、あの情感は出なかったと思います。 ひょっとしたらちょっと変わった映画なのかもしれませんが、私にはとても愛おしく感じました。
みんなとずっと一緒
最後のドンデン返しがとても良く出来ていて、期待以上でした。少しストーリーがわざとらしいかな、と感じるところもあったけれど大変面白かったです。人間模様の描かれ具合も良かったです。一つ屋根の下で暮らす五人のやりとりが微笑ましく、ほのぼのとした気持ちになります。とても楽しくて、でもハラハラして、みんなとずっと一緒にいられたら良いのに、と言った妹のセリフにちょっと切なくなりました。人は支え合って生きている、というメッセージが良かったです。
認識率1割の伏線、あなたは見抜けるか?
プレミア試写会に行ってきました。 上映後の舞台挨拶にて、監督が映画序盤の重要な伏線について 「気づいた方、どれくらいいらっしゃいますか?」と質問。 手を挙げられたのは会場内でも1割に満たなかったのでは? そのくらい伏線の張り方が絶妙で、丁寧に回収されている作品で、 監督の原作に対する愛情がひしひしと伝わって来ました。 BGMがほのぼのとしすぎていて作品のイメージと噛み合いませんでしたが、 それを十二分にカバーするくらい、話の筋で魅せる作品だったと思います。 これから見に行く方は、スクリーンの隅々まで目を光らせておいて下さい!
後味最高の映画です
見て充分楽しめる映画です 5人の俳優がピッタリの役どころを得て生き生きとしています 暗くなりがちな前半からあったかホームな中盤を経て終盤の盛り上がりへと観客をアキさせることなく引き込んでゆく160分です 決して長くは感じませんでした 最後には「衝撃なウラ」が待っていますが 観終わりは ほのぼのとした余韻につつまれて気分よく いつまでもこのままイスに座り続けていたくなりました かくありたい映画です
全105件中、81~100件目を表示