「原作と映画の同調率ほぼ100%」カラスの親指 星水松 愛菜さんの映画レビュー(感想・評価)
原作と映画の同調率ほぼ100%
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原作と映画を比較した批評として、
①原作の世界観をぶち壊して脚本や演出家がただ、自分の好きなようにいじってしまってる酷い映画。
②原作と多少かけ離れても、キャスティングの妙や原作にはないけどもこのポイントはしっかりと伝えたいと響くものがあったりと、いい意味で原作を裏切ってくれる映画。
③ほぼ原作を忠実に踏襲していて、観てて"うわ、原作と何か(悪い意味で)違うな…"となる事がない映画。
この「カラスの親指」は③にあたります。これだけで評価は4です。で、主演の阿部寛さんをはじめキャスティングは非常にいいです。石原さとみさんがあまり賢くない長女の役で出てますが、贅沢な使い方してるなと思いました。
物語としては、次女の方が重要なので、そっちの方を有名な若手女優にさせるという選択もあったはずなのに、あまちゃんブレイク前の能年玲奈さんの起用は良かったかなと。なかなかの適役でした。
これで評価を5としたいのですが、やはりというべきか、村上ショージのセリフ回しはちょっと…。あまりにもあまりにも棒読みが過ぎて。
何というか、テツの雰囲気や佇まいは合ってはいると感じたのですが、喋らすとね…。R1のCMのクッサイ芝居する吉田某に比べれば、不快には感じなかったけども。少し話が逸れましたが、その部分で―0.5としました。
最後に、指のくだりのシーンでは、誰もが自分の掌を見て試してみるでしょうね。
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