鍵泥棒のメソッドのレビュー・感想・評価
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コンドウの「ノートを書く姿に」感動
香川照之はほんと演技が上手い。
話の中で、チンピラ役を指示されカメラに向け銃口を向けるシーンがあるのだが、いまにも引き金をひきそうな迫力ある表情にドキドキしてしまった。その他にも「記憶喪失で謙虚な役者」「記憶が戻って頼れる殺し屋」をうまく演じ分けていた。表情でここまで感情を表現できるとは、ほんとすごい役者さんだ。
話の中身としては、コンドウが少しでも記憶の手掛かりを掴もうと愚直にノートに書き留めていく姿勢、何事にも前向きに取り組む姿勢に感銘を受けた。こういう人が成功を掴むのだろうな。
殺し屋はでてきますが、家族で安心して観られる娯楽作品です!
私のベストワンです。
便利屋
映画というより芝居のよう
クズで売れない役者の桜井武史と、完璧な殺し屋コンドウの人生がひょんなことから入れ替わってしまいます。
ストーリーは至って単純明快でわかりやすく、伏線回収も綺麗です。
映画というよりは芝居を観ているような感覚ですね。
堺さんと香川さんの掛け合いも絶妙で半沢直樹とはまた一味違った印象を楽しめるでしょう。
そんな簡単に人間は入れ替えられねーよ。とか入れ替わったあと隣人に挨拶行って何で大家に聞きにいかねーの。とかツッコミどころは多数ありますがコメディということでご愛嬌。
もう少しストーリーに捻りや展開があった方が僕は好きですが、のんびり見る分にはまぁ普通に楽しめるかと思います。
※蛇足ですが桜井武史という名前はMr.Childrenの桜井和寿さんと小林武史さんから取ったのでは?と思ってしまう・・・。
みんないい人
72点
「全部なっとくして、生きてる奴なんていないよ」
スクリーンで観なかった事を悔やむほど
まず思うのがキャストがみんな濃い、加えてキービジュもピンとこないボヤけた感じ。これは野暮ったそう。
主題歌が吉井和哉だったので気にはなっていたのですが、当時見送った覚えがあります。
しかしこの度プライムで見かけ、これも何かの縁と観てみる事に。
そうして始まってみると、当初思っていた印象とは全然違っていました。
それはもう最初っから面白い。
やはり濃いキャラクター達の散りばめた伏線と、いくつものギミック。
小物に至っても、ラジカセやブラウン管のテレビが懐かしい。この時代設定はいつなのだろう?
Vの取り違えには本当に笑ってしまった
アラートと恋心のシンクロ、更にそれをエンドロールにも挟み込むなど最後まで細やかな演出がみられる、実に面白い作品でした。
それはもうスクリーンで観なかった事を悔やむほど。見事な作品でした。
アイディアはどこから?
キューンとしました!
ムロツヨシは……ありです
強面でどんな仕事も完璧にこなす殺し屋(便利屋)のコンドウが銭湯で転倒。
そしてまさかの記憶喪失。
それをいいことに、売れない役者の桜井は彼のロッカーの鍵を自分のものと入れ替え、人生を交換しようとする。
そんな中、早く結婚相手を探したい香苗は、記憶喪失中のコンドウ(桜井)にアタック。
桜井の“泥棒”から3人はヤクザのゴタゴタに巻き込まれていく。
これは発想の勝利ですね。
他人を名乗って生活する、入れ替わりという一見普通の設定で、ここまで複雑に話を展開させていくのは流石でした。
細かい部分など、つくりはかなり上手い。
監督、作品ともに評価されるだけのことはあります。
しかし、私はあまり内田監督が合わないというのが今回はっきりしました。
決してつまらないわけではないですが、なんだか物足りないというか。
自分の理解不足なだけかもしれませんが、「え?それで終わり?」と言いたくなってしまう。
ただ、『アフタースクール』よりは好きでしたし、面白かったです。
だって半沢と大和田常務ですよ。
この2人の共演面白くないわけない!
なりすます堺と豹変する香川、そしていい具合に物語を掻き回す広末。
この3人の芝居だけで何時間でも観てられます。
まさか恋愛映画だったとは、しかもあの2人の。
銭湯行ったら、石鹸には気をつけましょう!
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