「スクリーンで観なかった事を悔やむほど」鍵泥棒のメソッド 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
スクリーンで観なかった事を悔やむほど
まず思うのがキャストがみんな濃い、加えてキービジュもピンとこないボヤけた感じ。これは野暮ったそう。
主題歌が吉井和哉だったので気にはなっていたのですが、当時見送った覚えがあります。
しかしこの度プライムで見かけ、これも何かの縁と観てみる事に。
そうして始まってみると、当初思っていた印象とは全然違っていました。
それはもう最初っから面白い。
やはり濃いキャラクター達の散りばめた伏線と、いくつものギミック。
小物に至っても、ラジカセやブラウン管のテレビが懐かしい。この時代設定はいつなのだろう?
Vの取り違えには本当に笑ってしまった
アラートと恋心のシンクロ、更にそれをエンドロールにも挟み込むなど最後まで細やかな演出がみられる、実に面白い作品でした。
それはもうスクリーンで観なかった事を悔やむほど。見事な作品でした。
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