「どちらかというと中盤までの入れ替わり人生が面白かった。」鍵泥棒のメソッド kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらかというと中盤までの入れ替わり人生が面白かった。
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自殺も考えていた桜井(堺)は銭湯で財布の厚みだけを見て瞬時に入れ替わろうと考えてしまった。目先の金!切実な問題だ。金を使ってしまえば後から謝ればなんとかなるという気持ちがよくわかる(笑)。そのコンドウは冒頭で人殺しのシーンを見せつけるのだが、実はそれが演技であり、殺し屋じゃなく“便利屋”だったことが後からわかる。
記憶喪失になった男(香川)は自分が売れない役者であることを真に受け止め、演技の勉強やらバイト探しやらで生真面目さが窺える。そこに現れた水島香苗(広末)。真面目でやる気のある男ならば誰でも良かったということが災いして、彼との結婚を考え始める。コンドウもその気になりつつあった。
殺しの依頼者、工藤(荒川良々)から殺した男だけでは済まず、恋人の女も殺して欲しいと連絡が入り、焦る桜井。その子連れの女をなんとか別荘に匿おうと努力するも、その時点で記憶が回復したコンドウ。殺しの演技で逃がし屋をやっていたことなどの事情を全て彼に教えたのだった。
内田けんじの映画がまだまだ面白いと思えた作品。しばらく作ってないみたいけど、ネタ切れなのでしょうか・・・?
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