「バズズ」エクソシスト kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
バズズ
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中学生時代に劇場で。ゴシップ記事によるとリーガン役のリンダ・ブレアは撮影当時13歳だったが、初体験を済ませていたというのがショッキングだった。その3年後には子供を産んでしまったのだから、アメリカってすごい国だと思っていた。改めて鑑賞すると、声変わりもしていない全くの子供だ。設定では12歳の小学生ですもん。
冒頭の中東発掘現場の映像や、ワシントンでの悪魔目線のようなカメラワーク。かなり不気味な演出となり、特定の人間に感情移入を許されないかのような挑戦だったのかもしれない。母が病気であり、死に目にも会えなかったデミアン・カラス神父の信仰に対する苦悩。しかも彼は精神科医でもあった。そして、殺人課刑事と彼の映画談義はホラー映画の中のオアシスであるかのように面白い場面だ。リーガンの母親は映画女優。サインをもらうシーンも笑った。
ラテン語も話すし、逆回転の英語も話す悪魔バズズ。その言葉の中にメリンという名前が登場し、助けを借りることに・・・『エクソシスト・ビギニング』に通ずる“アフリカで死にかけた”というエピソードも紹介される。悪魔映像としては、首が真後ろを向くシーン、緑の液体を吐くシーンなど、ディレクターズカット版ではスパイダーウォークがプラスされてるという噂。
結局、悪魔は嘘吐きで、人間の弱みに付け入ってくるという教訓めいた話なのかもしれない。
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