「こんな狂人が、権力をカサに・・・」デビルズ・ダブル ある影武者の物語 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな狂人が、権力をカサに・・・
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まずは、ドミニク・クーパーの熱演に拍手!!
ウダイ・サダム・フセインの影武者になるよう、強制されたラティフ。
ウダイとラティフを、とてもよく演じ分けておられた。
影武者なのだから、当然本人と同じでなければいけない。
民衆の前に出ることもある。
≪似ている≫ではダメなのだ。
そこのところを、とてもうまく演じておられた。
ラティフが、ウダイに似せていく様子が良い。
最初は、真似をして、似せていく。
それが、練習の甲斐あって、本人になっていく。
ウダイもラティフも、ドミニク・クーパーが演じているのに!だ。
父親のサダム・フセインも劇中言っていた≪生まれた時に殺しておけばよかった≫と。
そんな長男ウダイ。
酒とドラッグ。
女に、暴力。
気の向くまま、残虐なことをやりたい放題。
良心のかけらもない。
そんな男の影武者になんて、なりたくないよね。
もっと尊敬できる人間の影武者ならまだマシ。
狂気と良心。
その間で、巻き起こる殺意。
もうこうなったら、殺すか、殺されるか、だ。
どっちがどっちを殺すの?!
そのスリリングなドキドキ感が良かった。
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