「本当にわけわからんが面白い」ロボット アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
本当にわけわからんが面白い
最近たまに観るインド映画。2010年とちょっと古い作品ですが、インド映画の勢いってこの頃からあったんですね。なんと言っても発想がスゴい!ロボット映画にありそうな事を全て詰めこんで一級のエンターテイメントに仕上げてあります。確かに本作よりも数年前に作られた「アイ、ロボット」と比べてもCGが粗いですが、そういう所も勢いで乗り切ってる感じです。いやー、面白かった。
特に最後の戦いのあのロボットの組体操は凄まじいアイデアが詰まってますよね。ボールになったかと思いきや横1列に並んだり、更に蛇のような形態になり最後は人型とは。いかに観ている人の想像を超えるか、作った方々の努力が伺えます。
今回はAmazonプライムで観たのですが、三時間あったので多分これは完全版なのでしょう。ダンスシーンけっこう長かったですし。本作ではダンスの撮影の為に砂漠に行ったり、遺跡に行ったりしてます。あの遺跡は歌詞の中にあったモヘンジョダロ?マチュピチュに見えましたが・・・っと言ってもどちらも行った事ないんでわからないんですがね。でも、ダンスシーンとはいえ金かけてるよなぁ。
ロボットが女性を好きになるっていう定番設定でもサナ役のアイシュワリヤー・ラーイがメッチャ美人なので納得できます。とても当時37歳とは思えない引き締まった体でダンスもキレッキレでした。対するラジニカーントは60歳!若作りスゴいな。当時から大御所だったんでしょうね。オープニングでスーパースターって出てくるぐらいですし。
インドって毎年スゴい数の映画が作られているみたいなのですが、きっと日本まで来るインド映画って厳選されていると思うんですよね。総じて長いのが珠に傷なのですが、これからもまだまだ沢山インド映画を楽しめそうです。