劇場公開日 2017年7月1日

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「ジャックの存在意義ってw」パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 れーぶんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジャックの存在意義ってw

2017年7月7日
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父親に会いたい、助けたい一心で無茶をする子供時代のヘンリーが登場する冒頭からガッチリと世界観に引き込まれた。
物語や駆け引きもシンプルになり、あれこれ考えずにアクションとアドベンチャーを堪能できるのもいい。
バルボッサの活躍と結末も良かった。(親子だと判明するシーンがやたら説明くさいのは、子供向けでは仕方ないか。理想は、ジャックとのやりとりによる説明なしで、ラストのあのときに入れ墨だけで分かることなんだけどw)

ただ、主人公であるはずのジャックは、トラブルメーカーなだけでまったく活躍してないよねこれ?w この物語の主人公はヘンリーで、ジャックは狂言回しなのかもしれないけれど。
それに、手下もおらずまともな船もない、という状態になる、それ自体は1作目の冒頭と同じなんだけど、小舟のマスト(?)に颯爽と立っていたジャックに感じた、海賊としての誇り高さがまるでなくなってしまったように感じる。
ジョニーの演技もあの頃に比べて過剰になっているのは否めない。
ジャックのシーンでおっ!?と思ったのは、幽霊鮫のところくらいか。ヘンリーを助けようとするあたりは、なんのかんの言ってもウィルの息子を心配してるのかな?と。

次回作があるようなエンドロール後なので、次作ではぜひジャックの活躍を期待したい。インターセプター号を実にスマートに乗っ取り、敵からさえ最高の海賊と称され、ノリントンも否定できなかった、あれこそが私たちの見たいジャックじゃあないか?

れーぶん