シュガー・ラッシュのレビュー・感想・評価
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大人でも楽しめる作品、いや大人こそ!
映画を観終わった後、隣の隣に座っていた小さな男の子は、「話がちょっとわかりづらかった、、、」と両隣の両親にこぼしていた。大人の私には、テンポもよく、登場人物(?!)達の心の機微も非常によく描かれていて、観ていてとても楽しめたのだが、逆に、子供には少し難しかったというのは、なるほど、うなづけた。つまり、アニメといえども、大人が本気で作った、大人のためのエンターテイメント作品なんでしょうね。こういう作品、いいですね。
最新技術で作られた、夢の懐かしゲーム
既存のゲームのあのキャラが出てくる!!!という宣伝に惹かれて見てきました。
残念だったのは、「女の子向け」であるかのように宣伝されていた所で。
ファミコン世代、かつてのゲーム少年としては、「男の子が見ても十分に楽しめる」作品だと思った次第です。
悪役が「もう嫌だ」と自分のゲームを飛び出すというのは、子どもならずも共感出来る部分。
シュガーラッシュ、レックイット・ラルフなどメインになるゲームはオリジナル作品ではあるものの、ゲームの登場人物が夜な夜な集まって交流を持っているというシチュエーションは、子どもの頃に夢見た世界。
その意味では、大人が十二分に楽しめる子供向け。
いや、子どもには解らないだろうという小ネタ満載の、最新技術で作られた懐かしさを感じる映画。
大人向けの子どもアニメが多数作られる日本に影響されたのか?と思わなくもない。
伏線の張る方も絶妙で。そうとは感じさせない、綺麗な伏線の見本のような作品。
伏線を張るだけ張って回収しないような昨今の流行作品を見慣れた人間にとっては、新鮮で清々しく感じることと思います。
素直に楽しんだ。
ディズニーらしいファンタジーと、ヒールの悲しい宿命が良いバランスで描かれていた。
ヒールっていうのは個人的には、悪役っていう考えで、あくまでも役であって本当の悪とは違うと思う。誰しもができるなら、ヒーローになりたいという気持ちを少なからずもっていると思う。虐げられ、敬遠され続けるのを望む人なんか殆どいない。只、ヒーローになれる人は限られている、それは紛れもない事実。なりたいと願う像と実像は違う事が殆ど。悲しいけど、自分には自分のあるべき姿がある。誰かのおかげで、誰かがいる。悪役がいるからこそ、ヒーロー役がいる。ただし、自分の役割がわかっても、それを受け入れることはとても難しい。そんな時、必要なのは自分を認めてくれる存在。だから、ヒーローになりたいということよりも、本当に欲しいのは自分を認めてもらう事だと思う。
私のヒーローってメダルをみた時は、ありきたりと思いながら、本当に感動した。そこまでのストーリーの持っていきかたがよかった。
ゲームのキャラクターが、色んなゲームを行き来するターミナルとかワクワクする演出や小ネタとか楽しい部分も多かった。
ヴァネロペちゃんはキュートに描かれてたし、ラルフも哀愁がでてた。
とにかく入り込んでしまった。
ディケイド「ゲームの世界か…」
シュガーラッシュ
ゲームがやりたくなった
わかりやすくて、ちょっと捻ってあって。
悪役が悪い奴とは限らない
さすがディズニー!
ゲームの世界の愉快な仲間たち
最近はピクサー製作の映画ばかりがヒットし、本家のディズニーも“ピクサーっぽい”アニメ映画を作るようになった。今回もその例に違わず、いかにも今時の3Dアニメーションに仕上がっている。だが「シュガー・ラッシュ」はそこに“ディズニーらしい”ウィットやストーリーを盛り込むことに成功した。
そもそも題材からして興味をそそられる。ゲームの世界を舞台としたアニメはありそうでなかった。こういう“人間が見ることのできない世界”というものの設定などは見ているだけでも面白い。ゲームセンターの筐体から筐体へプラグの中を移動し、開店時間には持ち場につく。仕事が終わると、他のゲームの住人と呑み交わし、また次の日に備える。非常にユーモア溢れるストーリーだ。
主人公のラルフはそれらのゲームの一つ「Fix-It Felix, Jr.」の悪役である。仕事柄、周囲の人からのイメージも「悪役」であり、不器用なものだから何をしても空回り。典型的な「憎めないやつ」である。この序盤で特筆すべきは、ラルフがなぜ「ヒーロー」になりたいのか、自分でも正確に説明できない点だ。とにかく表面的な勝利主義に走りがちな人々を、(ユーモアに富んでるが)辛辣なジョークでさりげに批判している。
細かい点では数々のゲームへのオマージュに溢れていることが見ていて楽しかった。ドット画の2Dゲームから、高解像度の3Dゲームまで。ありとあらゆる場面・キャラクターが登場するのに、それぞれが違和感なく共存し合うところも良くできていた。
何回か舞台が変わるのも、(少々忙しい気もするが)視覚的な楽しさに貢献している。「シュガー・ラッシュ」というカラフルなゲームがメインに来ていることもあり、3D効果も存分に発揮されていた。
問題点を挙げるなら、「シュガー・ラッシュ」に入ったばかりのところで展開が少しもたついているようにも感じた。ラルフとヴァネロペの交流は確かに重要だが、実際に2人が仲良くなるのはその後だから、もう少し省略できたのではないだろうか。
それでも別々のストーリーを上手く一つにまとめあげていたのは上手かった。様々な敵が存在していると、大抵ストーリーがごちゃごちゃになるが(「カーズ2」はその典型例)、「シュガー・ラッシュ」はその点完璧であった。
キャラクターも好感が持てるし(大王にだけはイライラさせられたが)、子供も大人も楽しめるアニメ映画の見本のようだ。
でもそこに込められたメッセージは、大人向けの極めて現実的なものだ。ネタバレになるから言わないでおくが、これほどしんみりとしたエンディングもなかなか見られない。
(13年4月7日鑑賞)
オチが全てを台無し。
とにかく世界観が素晴らしかった。ゲーム世界の裏側で、他のゲーム間を行き来していると言う世界は夢がある。それぞれのゲーム世界で個性の違ったキャラクターも良かった。ドット絵キャラたちが、コマ落ちした動きをしている演出もいい。ジョークや小ネタも本当に面白かった。コーラのマグマのネタはツボだった。
だが、ラストのオチで、全てが台なしになった。そして、不正な特殊能力を持ったチートキャラに共感しようとしていた事に失望した。まったく最後に裏切られた。アレでは、悪役の方が正しいとさえ思った。とても残念だった。特殊能力がなくならない限り、問題は解決していない訳で、ゲームの外には出られない事にかわりはないのだ。
また、吹替版のみの公開と言うのもヒドイ。字幕派の私でも、否応がなく吹替版を見せられた。オリジナルのジョン・C・ライリーの顔をデザインに取り入れているのに、山寺宏一の声は全く合っていなかった。もっとオッサンの声だと思う。山寺宏一が悪い訳ではないが、ディズニー・ジャパンは何でもかんでも、彼に頼り過ぎではないだろうか?他のキャラに、吉本芸人をキャスティングするのも止めて欲しい。素人の吹替えに金を払っているつもりはないのだ。安易な吹替キャスティングにも失望した。それが嫌だから字幕を見ているのに、ディズニーの選べない配給の仕方が残念でならない。
残念ながら・・
6歳の娘と観に行きました。
娘は、Hero's Dutyの場面で、暗い画面・怖い戦闘の設定・女軍曹の迫力と言葉の乱暴さに、怖いと泣きだしてしまい、始まって15分足らずで出てしまいました。
帰ってからも、怖いシーンが忘れられない・・とずっと言っています。
ちなみに娘は「パイレーツオブカリビアン」等、平気で見れるのです・・。
ここでの評価は、さすがディズニーだけあってクオリティも高いし、内容も深いものだという高評価でしたが、
娘はおそらく、ゲーム場面での迫りくる恐怖(普通のゲームを楽しむ人が面白いと感じる部分)が怖かったのだと思います。
娘は、ゲームを一切したことがありません。
ゲームに慣れている大人や、一般の人には「なにが怖いの??」という感覚なのでしょうが
初めて、Hero's Dutyのようなゲームが登場した時代には、同じような感覚を覚えた大人も居たのではないでしょうか。
私達が慣れ切って麻痺してしまっている感覚について、考えさせられる結果になりました。
途中で退出したために、映画の評価はできません。
確かに最後まで見れたら、私個人としては感動し、いい映画だったといえたかもしれません。
しかしあの場面を子どもが怖がる、と言うことは決しておかしくはない気がします。
ディズニーであるがゆえに、考えさせられた出来事でした。
素敵な時間を過ごせる映画です!
とにかく夢があって、日本愛を感じる作品!
悪役だって自己実現したいんです
悪役は悪役だから悪役なのであって、そこに疑問を挿し込もうなんてディズニーの根本に挑戦しようという意欲作。
ゲームのキャラクターとして役割が定められている一種の階級社会で、その役割に不満を抱いている悪役ラルフが主人公。その相棒もバグを含んだイレギュラーということでゲーム内でつまはじきに。
日陰者な二人が、いかにして自分を見出すかという「自分探しの旅」的な映画。
普通に考えたら「ゲームなんだから四の五の言うなよ」となるところに、悪役が集まってのグループ・セラピーという形でヒューマニズムを提供、一気に人間らしい感覚を植えつけるあたり、さすがはディズニーさん、手管を熟知していらっしゃる。
ラルフがそんな按配で冒険のたびに出るのだから、パートナーも純真なだけじゃ務まらない。
というわけで、本作のヒロインはこまっしゃくれた小娘を配置。初登場の短いシーンでラルフを手玉に取りつつ、ほっとけないポジションを確保。
おいおい本当にイレギュラーなキャラなのかと思わせるインパクト。ラルフのデカさに対比してちっちゃくてカワイイというデザインもイカす。
計算され尽くされていて、この辺は本当にディズニーですよ、奥さん。安心して子どもにも見せられますね。
ただ上っ面こそディズニーなものの、そこはディズニーたる所以のアレな部分もないわけじゃなかったりする。
端的に言うと保守的な階級社会の尊重といった価値観。
残念なことに、本作ではその雰囲気がそこかしこに秘められている。
映画『シュガー・ラッシュ』としてはチョイ役ながら、それぞれのゲーム内キャラクターとして主人公を張ってるフェリックスは、FPSゲームのガイドとして主人公に近い立場の女性軍人・カルホーンと恋に落ちてしまう。
だけど二人は異なるゲームのキャラクター。その恋は許されない・・・と思ったら、おいおい、そっちに流れるんかいなという具合。
そのくせ本作で主役のラルフは、とりあえずのヒロイズムは満たしつつも、ゲームとしては元鞘という按配。
なーんか釈然としないのだよね。
本編の主役が、「悪役は悪役だから悪役」という一方、「ヒーローはヒーローだからヒーロー」を地でいってしまってるんじゃないか。
言い換えるなら、悪役はその役割に拘束されるが、ヒーローなら愛か勝利か自己犠牲のいずれかの条件を満たしたらルール曲げてもハッピーエンドという流れが適用されてしまっているんじゃないかと。
最初に架空の人物にヒューマニズムを与える手腕が際立っただけに、本作の主役たるラルフには、もうちっとヒーローらしいエンディングを提供してやってくれよと思うわけで。
もちろんディズニーのアニメだから、落ち着くところには落ち着いて、一応はおさまりよく愛と自己実現を満たしてくれるのだけど。
何しろ小ネタが微に入り細をうがつが如くなので、観客としても期待ゲージが増してしまう。
たとえばレトロなゲームではキャラクターがカクカクした動きをするし、カートレースのシーンでは日本の配管工カートを連想させる演出がてんこ盛り。
またゲームのメインとなる舞台はお菓子の国なのだけど、コーラ&メントスという危険な組み合わせも設定に盛り込まれていて、分かる人はいちいちニヤリとしてしまうこと請け合い。
そういうあれやこれやが丁寧に作りこんでいるだけに、逆に階層社会的な価値というのも浮いて見えるあたりが少しばかしアレに思えてしまう。
ディズニーはファンタージを提供するが、その根本に強いているのは保守的な価値観なんだと改めて考えさせられた次第。格差が浮き彫りになりつつある日本ないし世界だからこそ、そういうデリケートな部分を見せ付けられると、大人の観客は苦々しい思いになってしまうかもしれない。
むしろ、子どもだから気づかないだろう的なことになっちゃうと、ファミリーで鑑賞した際、どんな感想を持つんだろうと余計な心配までしてしまう。
表面の甘-い部分だけ見ていれば、まったく問題なく幸せな気分になれるだろうが、社会的に高い関心を持った目で観てしまうと、着色料や合成甘味料がドバドバ入った菓子を知らずに食った気分になるかもしれない。
では評価。
キャスティング:5(吹き替え版ラルフの山寺宏一はうまい)
ストーリー:7(まったく違和感なくサクサクと。しかし背後の保守的な価値観は鼻につく)
映像・演出:8(時代背景の違うゲームを一つの映像で表現する技術力)
恋愛:8(子どもらしい純愛とオマケ的に安直なのと二つ楽しめる)
階層社会的な価値観:7(暗喩的に挿入)
というわけで総合評価は50点満点中35点。
裏側に秘められた事情を無視してディズニー満開で楽しめる人にはオススメ。
やっぱりディズニーだからと子どもと鑑賞したい人にはオススメ。
大人が楽しめるファミリー映画
おかえり、ディズニー!
ディズニーが再び栄光を取り戻したことを立証した作品。
内容はまさに「トイストーリー」のゲーム版といった感じです(^o^)
まず、ディズニー映画の中にクッパやソニックが登場するのが新鮮でした(笑)ストーリーが面白いのはもちろんなんですが、各ゲームの世界観を見事に表現しています。
最後のシーンは大人でも泣けます!!
今回の作品は特に1つ1つのキャラクターやシーンを細かく丁寧に作ってるなという印象で、アニメーターのこだわりを感じました
ここ最近、興行的にも面白さ的にも陥落していたディズニーがついに復活を果たしたと自信を持っていえる作品です!!
ディズニー好きじゃなくても満足出来ます!!本当に面白かった!
今年のアカデミー賞のアニメ部門はなんでシュガーラッシュではなくて「メリダとおそろしの森」なのでしょうか・・・?不満です。
ぜひ家族やカップルやみんなで観て頂きたいです!
キャラクターはヴァネロペが特に可愛かった(^^)d
映画見終わったあと、登場するキャラクターみんな好きになるはず
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