「本気の娯楽、心を動かす映画」シュガー・ラッシュ パースィさんの映画レビュー(感想・評価)
本気の娯楽、心を動かす映画
これはすごい。
大好き!!!!!!
心からそう叫べます。
どうしてこんなにもテンポが良いのだろう。
「個性」と「夢」と「悪役」
テーマは色々読み取れる、なんかもういっぱい勝手に感じ取ってしまう。笑
ゲームの世界の話だから、キャラが分からなくてもお子さんはきっと大好き。
幼い子でも分かる悪役はきっとクッパ。
ゲームが出たばかりの世代のお父さんお母さんが懐かしいと思えるポリゴン。
ちょっとコアなゲームファンはきっとほとんど分かるでしょう。
遊び心のある映像がたくさん、細部まで、ちっちゃなネタが詰まっていてみていて飽きない、というかきっと見つけきれてない!はやくDVDが欲しいなあ。
でも、今回この作品はどちらかというと、
大人の為のエンターテインメントだったのかもしれない。他のレビューをみていて、確かに!と思いました。
題材に、時代の流れという「古き良き」を感じ取れる。
トイストーリーもそうだったように、いつだって子供から大人にうつりかわる「成長」をどこか残している気がします。このテーマは、これから大きくなって行く子供、年をとった大人、全員にふりかかる共通のテーマ。だからこそ、ここまで熱く共感し、感動したり、心を動かされていくのだと思いました。
悪役だって必要!からの「個性」「みんな必要」といったものを感じとるのが子供なら、
「懐かしい」を感じ取れるのが大人の方なのでしょう。
懐かしさを感じるといえばもう1つ。
この映画の最初に、短編が一本冒頭で流れてきます。
白黒のトーキー映画調の「紙ひこうき」という映画です。
私はこれを観て鳥肌が立った。たった数分で、観客の心をあたたかくする。人の気持ちを持って行くんです。もう色々ずるい、ずるい…。
ここぞとばかりに観客を魅了してきますね。笑
見に行くのが遅すぎてどこも終ってしまって、離れまで足を運びましたがこれは劇場でみれて本当に良かったです。
あーもー本当に楽しかった!