「ディズニー、奇跡のお話」ティモシーの小さな奇跡 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニー、奇跡のお話
ディズニーお得意の 奇跡がつなぐ 家族愛のお話。
不妊に悩むシンディとジム。 ある夜、未だ見ぬ我が子について 思う存分話そうと、理想の子供について書きとめる。 その思いを庭に埋めると、奇跡が起き… ティモシーが現れる。。というストーリー。
ロケ地は ジョージア州の田舎町(風景は とても美しいです)、画的に地味な組み合わせの 出演メンバー。 さらに 着てる服もあまりに地味で ディズニーの華やかさは微塵も感じません。 でも 心温まる内容、オーバーリアクションやギクシャクした動きも、「嫌な人も良い人も おなじ人間として受け止めるのは やっぱり ディズニーだな」と納得。
シンディ役の ジェニファー・ガーナー。 実生活でも3人のママであるジェニファー、ティモシーとの接し方が 愛情あふれていて良かったです。 舞台劇みたいな演技は ちょっと大げさでしたけど、分かりやすくて ディズニーって感じでアリかな。
ジム役のジョエル・エドガートン。 顔が地味な彼。 その優しいまなざしと表情に プロローグからほろっとさせられました。 『Warrior(2011)』(レビュー書いてます)では 兄弟想いの強い男を演じていましたが、今回は 家族思いの不器用な父ちゃん。 実は 後者の方が(役柄的に)彼に合っているかも。 こちらも オーバーリアクションでしたけど、ジェニファーとのバランスがとれてました。
タイトルにも名前がある ティモシーを演じたCJ・アダムス君。 子役だからあまり厳しい意見をするのも気がひけますが、やはり格付けは この段階(年齢)から始まっているようです。 透明感のあるピュアなティモシーは十分にアピールできていたのですが、演技となると ちょっと頭をひねってしまう。。 『ものすごくうるさくて ありえないほど近い』のトーマス・ホーン君や『奇跡のシンフォニー(2007)』のフレディー・ハイモア君なんかと比べると、魅せる部分が足りない気がしました。 でも 可愛いのでこれはこれでOK(良い俳優になってね)。
不妊を筆頭に、家族、ご近所、学校や職場での人付き合いと 確執、それぞれが思い描く幸せ、大切にしたいものなど キーワードがたくさん。 ティモシーという奇跡が何をもたらすのかというのがポイントの 本作品。 BDでゆっくり鑑賞もいいですし、ビッグ・スクリーンでジョージアの景色を堪能しながら ハートウォーミングになるのもグッドです。