「邦題が…」崖っぷちの男 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題が…
ワンシチュエーションのサスペンス。
「フォーン・ブース」ほどの緊迫感と説得力はないが、充分にドキドキさせてくれて、最後はスッキリ。
WOWOWで観賞。
いくら主人公がホテルの窓の外に出て大騒ぎになっていようと、向かいのビルで爆弾を使った侵入に気づかないなんてあり得ないだろう。
結果、主人公の無実は証明されたとしても、だからといって脱獄した事実とあれほどの騒ぎを起こしたことに、お咎めなし?
と、まぁ安直ではある。
が、しかし…
上空から摩天楼を垂直に見下ろした映像を冒頭に挟み込んでおいて、主人公が窓の外に出た途端に足下を絡めて地上を見下ろすカットで足がすくみそうな高さを演出。
交渉人との掛け合いと弟たちの侵入作戦の進捗が交互に描かれ、スリルに満ちた展開で楽しませる。
突入隊が配置についたあたりで物語が大きく動き出すと、展開のスピードが一気に上がりサスペンス感が盛り上がる!
主人公の元刑事ニックを演じるサム・ワーシントンは、トム・ハーディーやクリス・ヘムズワースもそうだが、どうも頭が弱そうに見える。
勿論、偏見です。スミマセン😣💦
ついでに言うと、タイタス・ウェリヴァーという役者(お名前は今回知った)が捜査官として出てきた瞬間に「あ、こいつ悪いヤツ」と思った。
エド・ハリスが出ていたのは驚いたが、最近は賑やかし系映画にもよく出ている、「ジオストーム」とか。
色っぽいサービスカットも嬉しい。
主人公を説得する交渉に立った女性刑事リディア役のエリザベス・バンクスは、寝起き姿で色っぽく登場する。
男性刑事たちを相手に、引かない活躍は凛々しい。
弟の恋人を演じたジェネシス・ロドリゲスという女優は、見事なヴァディー‼️
お着替えシーンがサービス。
てな感じで、女性の活躍もありながらのスリルとアクションは勧善懲悪で健全。
警察官のアルバイトが許されてるってことにも驚き。
残念なのは邦題。
なぜこれに限って原題のカタカナタイトルにしなかったのだろうか…
ちなみに、エリザベス・バンクスはプロデュースや監督もこなす才人らしい。
近日公開の新作「チャーリーズ・エンジェル」の監督だそうだ。
今度はボスレー役が女性だと聞いていたが、監督でもあるエリザベス・バンクスが演じたとのこと。