ドリームハウスのレビュー・感想・評価
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ホラーというより切ないドラマ
この映画は驚くところが2点ある。 ①主人公の正体…驚愕の事実! しかし何故中盤あたりでバラすのか気になった。 ②主人公の家族…仲睦まじく暮らしていたのにこういうことだったとは… 全然読めなかった! 今年の自分の中での映画特別賞!
悲しく切ないスリラー
この作品ストーリーを買います。 ひねり有り、伏線あり、そしてオチまで 飽きずに集中して観ることができた。 そして、アクションの無い(多少はあるが) ダニエル・クレイグの格好良さは 腹立つ位に際立ってます。 レイチェルと私生活でも夫婦とは なかなかやりますな。 この作品のキーはやはり、子役の2人。 可愛らしく、こんな家庭誰でも憧れます。 なかなか予想以上に楽しめました。
これはアリなんでしょうか
おいおい、なんでもありか。と一度はあきれるような種明かし。 メインキャストが精神異常者の幻覚だったなんて、実際見てる側を馬鹿にしてるな、と思ったりもしたが、オチをそこで付けず(半分オチてるが…)後半を見せるあたりは、よく練られている。 しかし、やっぱり無理がある感じ。 もの悲しく切ない展開にぐっとこないではないが、一度、醒めてしまっているぶん素直には感動できなかった。 トリックでもないし、前半部分の映像の否定はある意味、開き直りの産物といえる。嘘でした、と言ってしまっているようなもの。 楽しく見れたが、あんまり歓迎しない。
切ない
サイコスリラーにはよくありがちな内容です。犯人のわかりやすさにもビックリでしたが主人公が作り上げた奥さんや子供達ですがあれは幽霊だったんですよね?私的にそれが救いでよかった。
意外なエンディング
シックスセンス並なラスト。
キャストが悪くないだけに、もう少し犯人の人物背景などは整理して見せてくれればよかった。幸せな話かとジャケ借りしたらそうでもなかった(笑)
怖くて面白い
ダニエル・クレイヴが家庭人としてムキムキすぎるだろと思いながらも、次第に変な感じがいろいろあって、怖くなっていって、結末も意外性があって気持ちよく驚けた。コンパクトながらとても面白かった。 ダニエル・クレイヴが家庭のお父さんで、郊外の一軒屋を購入して、家族と仲良く暮らしていると変な出来事が頻発し、何かと思ったら実はその家は買う前に一家惨殺事件があって、更に実はその殺された一家はダニエル・クレイヴの家族で、ダニエル・クレイヴの頭が狂っていたという非常に悲しい話だった。 途中で気づいてしまうと白けるかもしれないが、最後まで全然気づかなかったのでとても驚いた。また伏線の張り方も巧みで、非常に腑に落ちるお話で面白かった。 それにしてもあまりにも悲しくてかわいそうな話だった。希望がないとか、復讐にしか希望がないとか、あまりに辛い。
何といってもエイテンテン。
まったく鑑賞予定にない作品だった。
というのも、単なる家ものホラーだと(^^;思っていたからである。
同じ名前のダニエル君の作品もホラーみたいだから(何でまた)
仲良く二本立てで、さようなら…ってする予定だったのに。
ちょいと感想評価を読んでみたら、すこぶる高い(爆)
え、何これ?違うの?…なんて読んでたらどんどん観たくなって。
しかしなぁ~。何という上映時間!というくらい酷いものだった。
怖い映画は夜観なきゃいけないのか?と思うほど終末体制。…あ!
そうか、もう007公開したから、こっちはサッサと…?と気づいたが
「中年のダニエル」好きには、結構グッとくる作品なんじゃないかな。
この日鑑賞したもう一本が、「カラスの親指」。
どちらも後半20分が勝負?という真相ネタばらしの作品である。
それでもって(あまり言わないけど)どっちも人情に長けてるんだわ。
いや~どうしよう。よく似てるぞ。返し方が。
一度完了したかと思わせといて、後半あらよっと!ってやつだ。
でもこっちはホラー?だと思っていたのに(冒頭からそうじゃないと
分かりますけどね)、エェ~?何でこうなっちゃうわけ?感が残る。
好みでいえば(その後半までは)結構好きな展開だった。
静かなダニエル!…いいじゃないか!なかなか似合ってるぞ。
美貌のレイチェル!…これもいいじゃないか!さすが夫婦だ(本当に)
可愛い子供たち!…鉄壁じゃないか!すぐに家に帰りたくなるぞ。
隣の奥さんナオミ!…疲れ具合がいいじゃないか!早く真相話せ。
というわけで、どこまでも興味が尽きない展開。
まぁなんとなくおかしいのは既に冒頭で分かる。映画ファンの皆様
ならば、あーこれはアレとアレとアレをくっ付けた感じね(爆)となる。
その、分かりきった物語をどこでひっくり返すか。
今作ではまず観客の思惑通りにコトを運び、中盤でストンと落とす。
ほうら、やっぱりぃ~!と膝を打つこと一回(^^;
だけどよーく考えてみましょう、このダニエルさん、このあと007が
控えているんですよ!(日本では)
いや、いかんでしょう、これではいかん!彼はあくまでヒーロー!?
(…なんて作り手が思うわけないけど)、突如一転します。
そして、キャー(^^;やっぱりダニエル!と、女性ファンは狂喜乱舞。
いいわ彼!やっぱり007も観なくちゃ!!(誘導してますか?私)
…ってなるかどうか分かりませんけど(^^;
まぁファンにとっては、いいポイント(高得点)になりますわね。
本来演技派なだけに、髪型と名前と目つき・表情で巧みに演じ分け、
狂気と愛情が入り混じった主人公の本分を哀し~く…魅せてくれる。
だけどレイチェル(現妻)とのラブシーンとかねぇ、もう見てられない
くらいラブラブでねぇ、擬似家族?と思われるくらい幸せいっぱい!!
怖さなんて、微塵もない(^^; だからホラー嫌いでも今作は大丈夫。
残念なのは…ナオミ(の演技はとてもいいんだけど)家の展開。
どうなんですか、あのラストは。後半いきなりきちゃいますからねぇ。
007がもうここで始まったのか?と思ったりして。
エイテンテンという名前に偉く感心していた私もぶったまげたもん。
まぁ良い悪いはおいといて、怒涛の後半戦ということになりますかね。
(この人も髪があるかないか、前髪の下ろし方如何で顔が変わりますね)
ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズのカップルだけが目立つ
5年前の家族惨殺事件の謎を解くサイコスリラーと、今の家主であるウィルをとりまくオカルトが組み合わさった設定の話だ。 前半は、幸せな家族が不可思議な不安と恐怖におののくサイコ系だが、中盤で意外な事実が浮かび上がり、そこからラストまではオカルトの要素が強くなる。 ただ、決してホラー映画ではない。家族愛を伴った人間ドラマだ。 主演がダニエル・クレイグらしく、そこそこのアクション・シーンもある。 妻役のレイチェル・ワイズがやけに綺麗だ。実生活でもダニエル・クレイグと恋仲になった理由(ワケ)が分かるような気がする。 反対にナオミ・ワッツの存在感が薄い。演じるのは向かいの家に娘と二人で住む母親だが、彼女との関わりが曖昧だ。92分しかないこの作品、もう少し時間をかけて背景に潜むものを描いてもよかったのではないか。 話は意外性もあってそこそこ面白く、家族愛も伝わってくるのだが、その見せ方に一考を要する。終わってみれば、善人と悪人しかなく、その間で揺れ動く人間がいない。そのため話に幅がなく単調だ。時間も短くなるはずだ。 ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズのカップルだけが目立ってしまった。
すこし花が
その仕掛けはニコール・キッドマンの「アザース」 に似ている。 でも、そこに行き着く間での俳優の花というか、 輝きが違うと思った。もちろん、女優と男優の 違いというのは大きい。 ダニエル・グレイブも深刻な雰囲気はもともとの 持ち味だから、それなりに健闘してはいたが。 やはり、ニコール・キッドマンの一人芝居のような 大きな演技には全然及ばないと思った。 それに謎っぽい隣人の役だったナオミ・ワッツ。 主人公の妻レイチエル・ウッドと同性代ということで 起用されたのだろうが、彼女でなくてもよかった。 役に深みが感じられなかったのが残念だった。 どちらにしても、こういったファンタジック・スリラー と言うべき作品には女優のほうが似合うと思ってしまった。
あんな間違いをする???
今までによくあったのと同じような話だろうな~と思っての鑑賞。
せっかく買ったマイホームでは、かつて一家惨殺事件が起こっていた。
しかも、犯人は父親。
なんで、よく調べてから買わないのよ。
各部屋や地下室も、ご近所さんも、しっかりチェックしておくのが普通でしょう!!
な~んて、ツッコミを入れながら見ていた。
でも、その謎も解明してくる。
そうきたか・・・。
でも、わかるわ。
最愛の夫に嫌疑がかかっていては、私達だって穏やかに過ごしてなんていられない。
それにしても、発端があんな間違いだっただなんて・・・。
あり得ない間違いじゃないの?!
☆も確認しないで。
いい加減やわ~。
な~んてツッコミをいれると、面白くなる。
ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツ。
この三人のおかげで、普通の話が、大した話に見えてくる。
さすがです!!
お向かいの娘さんの言葉。
「大きくなってた?」
「寂しくなったって、伝えて」
温かい人は、優しい人と仲良くなるのか。
子供ゆえの無意識の交流。
ジーンときた。
この作品がきっかけで、ダニエルとレイチェルは結婚されたとか。
本当に、仲良く、愛し合っていると見えたもの。
おめでとうございます。
惜しいかなぁ
主人公に視線を集めるとか不審感を煽られるのはよかったんだけど、その理由が割と早い段階でわかってしまってなんだか。その後の展開は予想できてしまって実際ほとんどその通りでした。 エンディングの曲も雰囲気ぶち壊しで好きじゃないなぁ。オチも個人的には好きじゃないけどまぁそこは好みとして…。もうちょっと謎めいた雰囲気を引っ張ってほしかったし、ある謎の正体にたどりついた後の混濁した精神世界にも引きずり込んでほしかったし、まぁつまり話わかっちゃった後も引き込まれるような演出がほしかったです。 なんだか惜しい作品だった。
レストレス・ドリームス
作品を広く紹介するならネタバレなしで書くのが一番だが、
本作をネタバレなしで紹介するのは相当に難しく、途中で断念……。
残念ながら“主人公の家族は既に殺されていた”という本作最大のドンデン返しは、
少し勘の良い方なら予告編を観ただけでも気付いてしまうだろう。
だが本作はむしろ、そのドンデン返しの後こそが本番だった。
琥珀色の照明は消え、壁の画の紅い花も消え、窓は叩き割られ、天井から冷たい水が滴り落ちる。
暖かな光に満ちた家。
暗く冷たく朽ちた家。
その落差の恐ろしさと悲哀。
死んだ筈の家族は主人公が真相に気付いた後も平然と現れ、
主人公が忘れようとした記憶=死に際の姿を再現してみせる。
例えそれが幻想でも幽霊でも、その哀しみと苦痛は本物だ。
主人公が事実を乗り越える姿、そして、それを支える人々の暖かさが胸を打つ。
隣家の娘の台詞には思わず涙を流してしまった。
「(あの子たちは)大きくなった?」
「小さいままだ」
「いなくなって寂しいと伝えて」
小さな娘達を弔う気持ち、そして主人公への深い同情と気遣いに溢れた言葉。
この映画は優しさに満ちている。
玄関に置かれた花の意味。
隣人が温かいシチューを持って来た理由。
冒頭で主人公を抱き締める老婆。
主人公の夢を応援する“元同僚”達。
(彼等が狂人だろうがその気持ちに偽りは無い)
そして最後、微笑みながら主人公を送り出す最愛の家族。
主人公が過去を乗り越えた事を示すラストに、暖かな気持ちになれた。
頭の何処かで最初から、主人公は気付いていたのではないか。
事実から逃げず、後悔しなければならないと。
家族を愛していたのなら、事実に立ち向かわねばならないと。
だって、思い出したくなければ、また忘れてしまえば良かったのだから。
最後に不満点を3点ほど。
事件の真相が取って付けたような印象だったのが残念。犯人がステレオタイプ過ぎるかな。
それと“過去を乗り越える為に書く”という描写にもっと重みを付けて欲しかった。
ラストシーンの説得力に関わる部分だと思うので。
そしてもうひとつ、これは個人の好みだが、
死んだ家族は幽霊ではなく、最後まで主人公の幻想であって欲しかった。
(幽霊じゃないという解釈も可能ではあるけどね)
あるいは、一体どちらなのか境目を限り無く曖昧にして欲しかった気がする。
以上!
哀しさと優しさに満ちた良作でした。
<2012/11/23鑑賞>
これもホラーじゃなかった…
予備知識をほとんど持たないで観に行くと意外な展開に‘あらら…’と思うこと多々あり。 これもそんな1本でした。 面白かったですよ、小粒に。 お化け屋敷映画と思っていたら、途中である展開が読めてきて、‘なんだ多重人格のお話か〜、チョロイね〜’なんて思っていたら‘あらら、今度は‘ゴースト’?’。しかもどんでん返し付き。 家族の愛も涙を誘い、面白い映画でした。
家庭に入りたいボンド
あんなキレイな奥さんが居たら、外で戦ってる場合じゃないでしょう。 ジェームズ・ボンドもスパイを辞めて家庭に入りたくなるような 夢のマイホームと愛する家族。 ウィル・エイテンテンは 妻と二人の娘と共に手に入れたマイホームへと移り住む。 その家で 次々と不可解な出来事が起こる。 真相を突き止めるべく近所に住む女性・アンに助言を求めるが、彼女は口を閉ざしたまま。 その後、近くの店などで聞き込みを続けたウィルは、この家で何が起こったのかを知る。 主演のウィル役に ダニエル・クレイグ。 妻役に レイチェル・ワイズ。 謎の女性・アン役にナオミ・ワッツ。 ウィルの二人の娘役は 実生活でも姉妹の女の子たちが演じています。 実生活でも夫婦となった ダニエルとレイチェル。 彼らのプライベートを覗いているかのような息もぴったり、終始幸せそうで スリルサスペンスだということを忘れさせます。 そうこの作品、スリルを味わえるはずなのに 手に汗… 握らない。。苦笑 どこかで見たストーリーの流れ。 まるで レオ様が孤島で事件を解決してた、みたいな。 後半に急展開を見せるものの、「あ、そう。。」という程度の驚き。 大物俳優がそろったわりには 地味な作品になってます。 女性陣(レイチェルとナオミ)はそれぞれの良さを十分発揮する演技&ポジション。 なのに ダニエルの熱演はむなしく 空回り。何が悪かったのか? 脚本でしょうね。。 作品評価2.5+ダニエル&レイチェルポイント0.5の 3.0。 近々 ダニエル主演の『ドラゴン・タトゥーの女』も上映されるらしいですが、そちらの当たり具合によっては 日本での公開も決まるのかなぁ。 ダニエルとレイチェルのファンの方なら 観て損はない本作品。 その他の方は DVDでのんびり鑑賞、お勧めです。
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