「最高のロケーション・映像・音楽が相まって超ノスタルジックな素晴らしい世界に包まれる80年代の邦画を代表する名作中の名作」時をかける少女(1983) Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のロケーション・映像・音楽が相まって超ノスタルジックな素晴らしい世界に包まれる80年代の邦画を代表する名作中の名作
公開当時の私は中学2年、以来何度となく観てきた本作、毎回とにかくメッチャクチャ懐しくて、作品もさることながら、当時のいろんな記憶が走馬灯の様に蘇り、何ともノスタルジックな気分にさせてくれる大好きな作品です
同時上映が薬師丸ひろ子さんと松田優作さんの『探偵物語』(1983)でそっちもすごく面白くて当時の角川映画に夢中になっていたのをよく覚えています
モノクロからセピアカラー、そして少し黄色味がかったカラー、とこだわりの映像が監督の出身地で美しい尾道の風景を映し出す
そして石階段の坂の町に原田知世さんの履く下駄のカランコロンという音が鳴り響き心地良い
そんな映像美をさらに引き立てるのが心に染み渡る優しい音楽、全てが本当に素晴らしいです
本作がデビュー作だった原田知世さんが清楚でメチャクチャ綺麗、この時15歳というのが信じられません
尾美としのりさんが2025年の現在と全然変わってないのにビックリ、この時から今と同じ雰囲気を醸し出しているのが驚愕、素晴らしい役者さんなんだとしみじみ思いました
原田知世さんが主題歌『時をかける少女』を歌うタイトルコールと呼ばれているレジェンド級のエンドクレジットが素晴らしい、今の時代としてはぶっちゃけ小っ恥ずかしいノリがあるけど、あれが逆に切ないエンディングに対し全てが救われる幸福感をもたらしてくれるんだと思います
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