劇場公開日 1983年7月16日

「角川春樹×大林宣彦×原田知世が織りなすタイムトリップものの不朽の名作!!」時をかける少女(1983) ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0角川春樹×大林宣彦×原田知世が織りなすタイムトリップものの不朽の名作!!

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

タイムトリップものの原点にして、全ての作品の帰結の手本となる不朽の名作!!
角川映画と言うと、とかくイベント映画的な要素がクローズアップされ、その話題性が先行するようなプロモーションが大きく取りざたされるが、実は一本一本の作品のクオリティの高さの裏付けがあってこそだと実感させられる。
大林監督のコメンタリーでも語られる通り、28日間という短い製作期間、ローバジェット作品にも関わらず、これだけの魅力ある作品として4作のリバイバルが繰り返されるのも、ひとえに角川春樹のプロデューサーとしての洞察力、大林宣彦による作品への愛情、それに応える原田知世の確かな演技力によるコラボがあったこそと頷ける。
ラストの二人の出会いは全てのタイムトリップもののお手本ともなるべき心奪われるラスト!
40年前の作品とは思えぬ映画の素晴らしさがここに凝縮されている!!

ナオック