「キレ味抜群の社会派スリラー」コンテイジョン Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
キレ味抜群の社会派スリラー
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ソダーバーグ監督の過去作"トラフィック"に似た構造のストーリーテリングで、謎の感染症の蔓延を複数の視点から同時に描き出す。
2011年公開にも関わらずコロナ禍と重なることが多すぎて驚いた。表現があまりにも的確で、圧倒的にリアルで高い解像度を誇る良作。不安を煽るスコアもすごくマッチしていた。
高校時代もろにコロナの影響を受けて様々な学校行事がなくなった頃を思い出したし、マット・デイモンの娘の気持ちが痛いほどよくわかった。
少しばかりの青春を取り戻したマット・デイモンの娘の心温まるシーンから一転して、ラストシーンで感染源が描かれるところはゾッとする。Day 1 の文字をラストに持ってくるセンスが完璧すぎる。
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