「ウイルス禍は人類の「自業自得」なのか。」コンテイジョン talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
ウイルス禍は人類の「自業自得」なのか。
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<映画のことば>
パニックはウイルスより深刻だ。暴動の引き金になるから。
「適切な知識に基づき、差別や偏見を持たず、周囲への配慮をしながらチームワークを築くことが、収束への近道です。必ず終わりがあります。力を合わせて頑張りましょう。」とは、まだコロナ禍たけなわの頃、厚労省新型コロナウイルス対策推進本部が関係機関に対して発したメッセージ。
未知のウイルスMEV-1の恐怖は、他のレビュアー諸氏の指摘を待つまでもなく、現下の新型コロナウイルス禍と被るが、それにしても、情報不足…そして誤った情報の過多によって引き起こされるパニックの方がよほど恐ろしいことを、すでに本作が指摘していることは先見の明だと思う。
それにしても、濫伐が、熱帯雨林の奥底にひっそりと眠っていたウイルスを、結果として全世界にばらまくことになったというのであれば、人類の「自業自得」とも言えないか。
そのシーンをあえてラストに持ってきた本作は、高い評価に値すると思います。評論子は。
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