「カメハメハ大王の子孫たち」ファミリー・ツリー カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
カメハメハ大王の子孫たち
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原題は The Descendants
子孫たち。
原作の小説があり、アカデミー脚色賞受賞。
ハワイのカメハメハ大王の子孫の曾祖母が白人事業家と結婚して、カウアイ島の風光明媚なプライベートビーチを含む一族の広大な土地の代表権を持つ弁護士(ジョージ・クルーニー)。ジェットスキー事故で脳死状態に陥った妻が生前浮気していたことを娘に明かされる。浮気相手を探す旅に娘2人を連れて行く。妻の生前の尊厳死の意向に従い、機器を外して死を迎えさせようとする一方で、一族の土地を譲渡する代表権を持つ彼は、姉弟、従兄弟たちから売却するならハワイの不動産デベロッパーにと託される。しかし、妻の浮気相手がこの取り引きの不動産仲介会社社長であったこともあり、売〜らな〜い、と土壇場サインせず。
最後は娘たちと妻の遺骨を海中散骨。
散骨はハワイの原住民の習わし。
バックで次々に流れるハワイアン、きれいな景色にも癒されるが、この話自体には没入出来ず、目頭も熱くならず。ハリウッドの厚かましいほどのご都合主義に辟易。ダブル不倫に母親の死を受け入れられない娘たちとか、とても重い内容の割にかる〜いコメディ調の脚本。
長女役の女優さんは若いのになかなか上手かった。
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