「Do you think it comes from Mars? 特撮の大元祖!」宇宙戦争(1953) アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Do you think it comes from Mars? 特撮の大元祖!
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特撮SFの元祖とも言える本作。なんてったって原作の小説は100年以上前の1898年!そして本作が作られたのは50年以上前の1953年!因みに「ゴジラ」が作られたのがこの翌年の1954年、どことなく似た雰囲気の「ウルトラマン」が1966年なので特撮に多大なる影響を与えた事は間違いないでしょう。
とにかく空想科学っぷりがスゴいです。磁力で浮いてるとか、原子に分解される光線とか。嘘か誠かはさておいて、それっぽい科学が入ってきます。博士が見ただけであれは何だって解説してくれる親切設計・・・だったのですが、原子分解の割には終盤は宇宙人の光線で普通に建物壊れたり、火がついたりしてたので博士の解説はかなり眉唾物でした。昔の人は細かい事は気にしなかったに違いない。
もちろん今観ると宇宙船が糸で吊ってあるのが普通にわかったり、火星人生身だとメッチャ弱かったり、宇宙人の見え方の話がその後のストーリーに何もいかされてなかったりと粗は目立ちますが、当時は物凄く革新的だったのではないでしょうか?面白いかどうかは別にして、ここから現在のCGにつながる全てのSFが花開いていったと考えるとエポック・メイキングな作品だったんだろうなぁと思います。
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