劇場公開日 2012年11月17日

「純粋に面白かった」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q maruichiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0純粋に面白かった

2012年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

エヴァ好きを自称する人は、物語に解釈や理由付けを求める傾向が強いので、本作も賛否両論がはっきりしているみたいですが、
庵野監督は「巨大な怪獣が街並みを破壊する」状景が好みのはずなので、昔で言えばウルトラマンやガンダムのような、巨大怪獣や巨大ロボットがドンパチして活躍するヒーローものとして観れば、十分に楽しめました。

CGも外国映画に挿入される時のような不自然さもなく、アニメの一部として効果を高めているし、なにより、新作毎に映像が進化していることを実感できるのは、観客が楽しめる大きな要素のひとつかと思います。

個人的には神山監督の009よりも、100倍面白かったです。

エンドロール時に、観客席から苦笑が漏れたストーリー展開も事実ですが、
これで嫌なら、次回作を観なければいいだけです。

同時上映の巨神兵はすごい映像で、日本のクリエイターの実力に感心しきりでしたが、
その反面、上映中はずっと東北の被災地のことを考えてしまいました。
それほどリアル過ぎる迫力であり、海外SFモノのCGとは比較にならないハイレベルかと思います。

maruichi