「報われないね…」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q なつさんの映画レビュー(感想・評価)
報われないね…
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シンジに全責任を押し付けている周りのキャラが不気味でした。
序・破と懸命に戦ってきた主人公に対するあまりに酷い仕打ち…。序・破はなかったことになっているのでしょうか?
シンジが周りから理不尽に追い詰められるのはいつものことだけれど、Qはその追い詰め方が強引すぎる上に、ストーリー自体も面白くないため尚更酷く感じました。
あんな扱い方されたら壊れない方がおかしいですよね…。
Qを経験したシンジが、ミサトたちを再び信じられるのでしょうか?記憶喪失にでもするのですか?
主人公に選ばれてしまった彼が不憫で…あまりにも可哀想で…今回ばかりは制作者の方々に引いてしまいました…。
Qのストーリーが暗くなるのは仕方ありません。しかし、破綻したストーリーに合わせて都合よく動き、思考をやめたキャラクターたち、何でもアリの新設定、世界観に合わない空飛ぶ戦艦…これがエヴァらしさですか?
奇をてらいすぎなのか、予想を裏切るためなのか、皮肉っているのか、全体的にダサすぎて、コレが本当にヱヴァなのか疑いたくなりました…。腹が立つというよりも、悲しかったです。
ヱヴァに何を求めると思われるかもしれませんが、総監督さんがあのような所信表明をしたからこそ、長い間待っていたファンの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
完結編を経て4部通して見たとき、このQさえも素晴らしい作品だったと思えることを期待します。
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