「これぞエヴァ」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q アドリアさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞエヴァ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q レイトショーで25:30から観てきました
初日ということもあり、さすがエヴァといった感じで劇場は満員でした
内容ですが
巨神兵の物語がエヴァの前に放映されるので、それが本編前から雰囲気を作ってくれます
そして本編!
お決まりですがエヴァ特有の情報満載でクラクラさせられていく感じ。
TV放映されていたTVの26話版のエヴァを見ていたファンからすれば
これこれっていうシーンやカットがふんだんに盛り込まれていて
心を揺さぶります。
そして話の展開が急すぎて
なんて言いますか1作目の『猿の惑星』的感覚に陥るので
プラスで表現すると新鮮でいいということになりますが、マイナスで表現するとエヴァ感を感じることができないという事に。
個人的に思ったのは、この話の流れから
こりゃスターウォーズのクローンウォーズみたいに
『破』と『Q』の間の話が後々また出てくるぞ!と思い
中々商売上手だなぁなんて感じましたね。
ラストに関しては公開前から3話完結ではなく続編がまだあると事前に知っていたので、予想の範囲内ですね。
ってか、まあこんな感じになるよねー
エヴァだったらというか。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生の公開当時の衝撃というか落胆のぶりから比べれば傷は浅いです。
あの映画に比べれば、新しい展開が当然ですが入っていたのでね。
ただその新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生の後になる
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
を今度は正真正銘の完結編だって期待十分で見に行ったら、もっと違う感覚のどん底に突き落とされてるわけですが...
当時は結構尾を引いて大変だったので
次作になる新劇場版完結編のラストがどうなるのか
期待半分、不安半分です。
前劇場版と同様に庵野さんのメッセージがラストに込められると思うので。
観ないわけにはいきません。
それにつながるのが今作なのですから中々評価しづらいのです
まあ謎解きで言えば、前フリ段階の終盤なので余計にモヤモヤが残って当然なのかもしれませんが。
映画を観て一つ思ったのが
今はシンジを傍観できる自分がいるという事
15年前の自分だったらできていなかったかもしれない
それだけ大人になったのかなーなんて思いつつ
当時の感覚のまま、今回の映画を観ていたらどうなっていたんだろ
なんて感じました。
長々と書きましたが
自分の中で捉え方は少し変化しましたが
もう15年前になるんですよね、当時の事が思い返され
当たり前ですが
これがまさにエヴァをリアルタイムで観てるなって感想です。
まあまだ1回目なので2度3度は観に行きます!