「破格のサプライズに感情の折り合いが付かない」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
破格のサプライズに感情の折り合いが付かない
「うわっ!うわっうーわっ!うわっ!何だよこれ?」
というのが、上映後、劇場に明りが灯ってからの第一声でした。
いやぁいやいやぁ、これはちょっとねぇ~。
ここへ来ましたか?という。つか、こんなトコ僕ら連れてこられたんですか?という。
こんなゾーンにそんな球を放り投げて来たの?という。
だってこれ、大暴投じゃないですかぁ。ある意味でw
なんつーか、この破格のサプライズに、嬉しいのか腹立たしいのか何なのか感情の折り合いが付かない。付けられない。
頭ン中で全然情報処理が追っ付かない。
ん~、ん~、だってねえ。もうねえ。
冒頭からずっと「ん?んん?」「えっ?何?」「はぁ!?」という、疑問符だらけ。疑問符のバーゲンセール。オンパレード。
これ本当にエヴァですの?パラレルワールド?っぐらいの大胆方針転換。
この不可思議で唐突な世界に放り込まれたシンジと一緒に我々も…―
って、ああ~ダメだ!ダメダメ!これちょっとでも内容に触れちゃうとネタバレになるから滅多なこと言えない。
んん~まあつまり、どう説明すればいいのかな。もどかしいな。
もうベツモノなんですよね。我々が知ってるエヴァじゃない。
踏襲された前作イメージはスッパリ消え去り、違うステージに行っちゃってます。
そういう感じです。そういうことです。
是非、劇場に足を運び、その目で確認してみて下さい。多分俺の言ってること分かると思いますから。
是非、劇場のライヴ感で疑問符撒き散らして下さい。そんで上映後に感情の折り合い上手く付けて下さい。
はー。またセンセーショナルキメやがった、庵野。
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