「観客を意図的に突き放す3作目。」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
観客を意図的に突き放す3作目。
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シンエヴァ公開前に改めて鑑賞。
破を観て続きを楽しみにしてた観客(私含め)を突き放しにくる3作目。
主人公のシンジくん同様、状況のあまりの変化についていけず、2回観ても内容処理しきれなかったんだけど、今回3回目くらいで観たらほんの少し消化できた気がしている。
個人的なメモ。
・破のラストから繋がりQはニアサードが起きた世界
・ミサトさんたちはゲンドウくんの人類補完計画の真意に気づいて、それは人類の在り方として認められないと離反し、ヴィレを立ち上げネルフを倒そうとしている。
・ゼーレやカヲルくんは要は使徒。人類補完計画によって人類を1ステップ高みに持っていこうとしていて、ゲンドウくんに指令を出していたつもりが、ゲンドウくんは違う目的(エヴァプロジェクトで通常の人間ではなくなっているユイさんを取り戻す)で動いていた。(が、結果的にはゼーレの望む形に近い形に進んでいる?)
・ダブルエントリープラグはリリンと使徒それぞれの搭乗が必要。
・カヲルくんは使徒ではなく人類が生き残るべきだと考えて死んだ(生死の概念の認識がヒトとは少し違いそうだけど)。これは過程は違ったけどアニメシリーズと同じ。
・差し替えられた槍でサードが起こりかけたけど、止まった。
しかし何度観てもQのカヲルくんは格好良く美しいな…。
あと鷺巣さんのquattro mainは本当に素敵なピアノ曲。明るく拓けて美しいのに不協和音も入りそこはかとなく不穏。
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