「タイトルだけの、空虚な作品」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q しばもんたさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルだけの、空虚な作品
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劇場で見て以来、2度目の鑑賞。
この作品を観る価値は、冒頭の宇宙空間での作戦パートだけ(私がアスカを好きなだけ?)
劇場で見たときは、BGMの重厚感とフォースインパクト時の色彩の鮮やかさで圧倒されたが、
スマホで見てると、そこが自然と抑制される。
その結果、ストーリーや演出に注意が向いたのだけれど… 満足できなかった。
まず自分が見たかったのは、
人型兵器が、特撮よろしく街を壊しながら疾走し、格闘し、銃を撃つ映像だったのだと、気付かされた。
人骨?が敷き詰められた場所での格闘とか、全然盛り上がらない。
ストーリーでは、まともにコミュニケーションをとれているのは、シンジ君とカヲル君の間だけ。
あとはみんな、好き勝手言いっぱなしだったり…全くひどいものだ。
気付けば、シンジ君がイライラするのと同様に、見ている私たちも出てくる単語や展開の意味が分からずイライラしてきて…。。。
意図的に、観客がシンジ君に共感するような脚本にしてるのかもしれないが、
自分がエヴァに求めているのは、シンジ君が自己肯定感を高める展開。
作品の最後、プラグの中でうずくまっていたシンジ君。
この姿を見て、楽しい気持ちになった人は、いただろうか??
近年中に、新作が上映されるだろうが、納得できるアクションシーンがいっぱいあって、シンジ君が幸せになれるストーリーであることを願ってやまない。
あと、アスカがヒロインとして、報われますように。
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