「【テンポ良し、カメラワーク良し、当然音楽の選曲良しの、エドガー・ライト監督の今作後の快進撃を予感させるホラー・コメディ。】」ショーン・オブ・ザ・デッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【テンポ良し、カメラワーク良し、当然音楽の選曲良しの、エドガー・ライト監督の今作後の快進撃を予感させるホラー・コメディ。】
■家電量販店で働くショーン(サイモン・ペッグ)の楽しみは、同居している親友・エド(ニック・フロスト)とのゲームとパブでのビール。
恋人・リズ(ケイト・アシュフィールド)にデートをキチンとセッティングしなかった事が切っ掛けで、ふられて飲みすぎた翌朝、ショーンが目を覚ますと、街はゾンビであふれ返っていた。
愛するリズと母親を救うため、無気力男で、自堕落な男ショーンが逞しく立ち上がる。
◆感想
・選曲の良さ。
例えば、前半ゾンビが襲って来るシーンで、LPを投げつけるショーンと、エドの会話が可笑しい。
”それ、ブルーマンデーの初版だからダメ!”とかね。
又、ゾンビたちと戦うシーンで爆音で流れる、クイーンの”ドント・ストップ・ミー・ナウ”
- エドガー・ライト監督の名を一躍高めた、「ベイビー・ドライバー」の要素が、今作ではキチンと盛り込まれている。-
・人を襲うホラー要素やアクションはもちろん、危険を顧みない勇気や大切な人(親友・エドや母親)との別れなど、映画に必要な要素を全て詰め込んだ演出も秀逸である。
<今作は当初、映画館で上映されなかったが、「ベイビー・ドライバー」の、大ヒットにより劇場公開されたのは衆知の事実。
私の居住区では上映されなかったが、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン」は、何とか鑑賞。(お客さん、たった3人だった・・。)
今作は、エドガー・ライト監督の、映像へのこだわりや、音楽のセンスが十二分に感じられる作品である。その後の活躍は、知っての通りである。>
コメントする