「最近公開された「シビル・ウォー」という映画よりも…」ディヴァイド RNさんの映画レビュー(感想・評価)
最近公開された「シビル・ウォー」という映画よりも…
この映画は、丁度12年前くらいに映画館で見ましたが、こちらの作品の方がかなり衝撃的でした。
ニューヨークに爆撃と書いてありますが、ただの爆撃ではなく、核兵器による爆撃ではないかと思います。どこからなのか、敵の詳細はあまり出ていませんが、現実的に考えたら、ニュースでもよく取り上げられている あの国かもしれないですし、北朝鮮や過激派イスラムかもしれません。
そして、この物語では、9人が地下シェルターに避難したものの、密室的な空間の中で、極限に追い込まれていくシチュエーションスリラーですが、その閉ざされた空間の中での、人間性や人間関係の模様、心理的にリアルに描かれているところが本当に怖かったです。
かなり、過激な内容も含まれている作品なので、視聴の際には、気をつけて下さい。
でも、かなり、強烈なインパクト性のある作品だったので、最近の「シビル・ウォー」とかいう映画よりは、色々な意味で印象に残る作品でした。
「シビル・ウォー」という映画に対しては、フィクションであるものの、物足りないというか、もう少し、現実的に描いたり、具体的な説明が欲しい事と細かい状況を写し出す、もうちょっとアメリカ内だけではなく、世界の状況も描いて欲しかったという考えもありました。つまり、アメリカ内戦が起きると、日本や韓国、台湾、NATO加盟国との関係の状況とか(日本や韓国、台湾、NATO加盟国等と米国との同盟はどうなるのか?)、世界中の他の国がどう動くのか、どうなるのかも気になったところもあります。
もし、現実的に、日本や韓国も、米国との同盟が破棄されると、世界中の状況は大きく変わる可能性は高くなります。もう、日本も韓国も安全ではなくなるかもしれません。そこにつけこんで、北朝鮮や中国がどう動くのか、「シビル・ウォー」の映画を見た後、何回も気になりました。
更になぜ、アメリカ内で分断が起きたのか、内戦が起きたのか、その経緯を、架空の物語であっても、もうちょっと説明した方がよろしいかなと思いました。なので、個人的にはボツ的な作品として見ています。
本作品に戻って、
内容的に過激な作品ですが、
この作品を見てこそ、反面教師として学べる事もあるし、核開発・戦争反対という気持ちも強くなれるかもしれません。