「纏まらないサスペンス。」キリング・ショット ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
纏まらないサスペンス。
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豪華キャスト競演のクライム・サスペンス…だと
期待して観ると、あらら勿体ない~!となる作品。
寂れたダイナーで起こった銃撃戦の顛末。
冒頭で登場する三人の美女(?)の運命やいかに。
時間軸が行ったり来たり、
同じシーンが何度も繰り返されたりと、
よくある手法をテンポ良く使っていると思いきや、
どうも話が面白くならないんだな~、これ(爆)
F・ウィッテカーなんか気味悪さ全開で独壇場なる
場面を演じるけど、そういった俳優個々の見せ場、
キリング・ショット(このタイトルもねぇ)なだけに
そういうシーンは面白かったと思う。でも、全体の
話が纏まらない、ナニ結局、何がしたかったワケ?
という総纏めを、いよいよB・ウィリスが解き明かす
…って期待しちゃいましたけどもねぇ^^;
おやおや、ブルース君、アナタもですか。。。
スタイリッシュと話の繋がりってのは無縁なのか?
と思ってしまう昨今のこういった作品。
よくある話と手法を用いて、どんだけ面白く描くか
を競うような作品なのかと思って観ると違うんだわ。
監督のやりたい放題(いや、それはそれで合っている)
にただ付き合わされている感じ…オチとかそういう
従来の置き土産を期待していると、完全に肩透かし。
面白いというより、その場その場のセンスを魅せて、
ホラどうだ?いいだろ?凄いだろ?って感じなのね。
今作で主役を張ったM・アッカーマンは圧巻の演技。
冒頭ですぐ、分かっちゃいますけどね^^;
彼女の抱える疑心暗鬼、不安と信頼が綯交ぜになる
ラストまで、彼女の表情に絞って観ていくのがお薦め。
(しかし可哀想なのは、あとの二人。あのシーンばっか)
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