「健さんをスクリーンで観ることに意義があります」あなたへ ひまじん三太さんの映画レビュー(感想・評価)
健さんをスクリーンで観ることに意義があります
80歳の健さんに何を求めるのか?
それはまさに「健さんを」です。
映画自体は単なるロードムービーであり、
行く先々での人との出会いと触れ合いが回想シーンと
あいまって粛々と流れていくという映画です。
興奮する場面や刺激的な場面がでてくるわけでなく、
かといってここで泣ける、という場面もあるわけでなく
話が進んでいきます。
とはいえ2時間弱の映画を長く感じることなく
いつのまにかエンディングを迎えることができたのは、
自然体で無理がない作り方がされているからと思うと同時に
これが健さん映画の真髄なのだろうと再確認しました。
周りを見渡すと70歳前後と思われる方々が目立ちましたが、
こういう映画が良いんだろうな、と納得しました。
コメントする