劇場公開日 2012年8月25日

「【我が人生で高倉健さんの映画を初めて劇場で鑑賞した作品。今作に出演したビートたけしさんや岡村隆史さんが、高倉さんの人柄に惚れ込んだ作品でもある。】」あなたへ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【我が人生で高倉健さんの映画を初めて劇場で鑑賞した作品。今作に出演したビートたけしさんや岡村隆史さんが、高倉さんの人柄に惚れ込んだ作品でもある。】

2024年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 今作は、恥ずかしながら、高倉健さんの映画を映画館で観た最初で最後の作品である。
内容は人口に膾炙していると思われるので割愛するが、今作には故、大滝秀治さん、田中裕子さん、佐藤浩市さんという当時の邦画を代表する名優が僅かなショットに出演するために多数集まっている。
 ロードムービースタイルの映画も面白かったが、健さんが演じた倉島が亡き妻の絵手紙に書かれた想いを叶えるために、旅する途中で出会ったビートたけしさん演じる男や岡村隆史さんが演じる男との遣り取りも面白く、その後NHKで放映された今作の制作風景を映したドキュメンタリー作品を見て(勿論、録画して偶に見返している。)、高倉健さんが共演した人達を思い遣り、時に高級な腕時計をさり気無くプレゼントしていた事を知り、改めてファンになった作品である。
 残念ながら、この作品完成後程なくして、世を去られたのだが個人的に意義深い作品なのである。
 勿論、鑑賞後に購入したパンフレットは大切に保管している。

<2012年8月30日 シネプレックス岡崎(現ユナイテッドシネマ岡崎)にて鑑賞>

NOBU