「ハードリカーをストレートで。」汽車はふたたび故郷へ dekatterさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードリカーをストレートで。
個人的に当りです。「ヒューゴ~」まで観て感じていたことが明確になってきました。旧ソ連グルジアの思想統制から逃れ、表現の自由を求めてフランスへ亡命した若き監督がパリで味わうのは商業性を求めるプロデュ―サー達との闘い。一見いい加減で気ままに感じられる演出、撮影、編集、それが功を奏しています。2010カンヌ特別招待作品、さすが名匠イオセリアーニ78歳、実体験を重ねた辛い作品を飄々とスコセッシやスピルバーグより先に撮っていました。そこら辺を肴に一杯飲りたいものです。特に珍しくハードリカーをストレートで。ご覧になれば分かります。
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