「1+1=…」灼熱の魂 はなちぱさんの映画レビュー(感想・評価)
1+1=…
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物語のメイン人物である双子の姉が母の遺言通りに父を探しながら母の過去を辿っていくのですが、まぁ序盤は退屈で仕方なかった。
しかも現代の娘のシーンと母の過去シーンを交互に出されても、母と娘が初めは同一人物か?と思えるくらい見分けが付かなくて、切り替わりがわかりにくかった。
中盤から見分け付くようになりましたが。
それにしても母の過去が凄まじのなんの…。
好きな男は目の前で射殺、子供は施設に入ったものの戦争やらテロやらで死亡(本当は生きてる)、派閥のお偉いさんを殺して刑務所に入れられる、しかも拷問でレ◯プされて双子を出産…。並の精神力じゃない。
辛いの一言じゃ済まないのでなんて言って良いかわかりません。
姉は自分たちがレ◯プされて産まれた事を知るんですが、それだけでも信じたくない話なのに、双子の弟が兄を捜索して知った事実が更にヤバい。
1+1=1の意味を理解した姉の反応が1番怖くてビックリした。
どんな真実が明かされるんだと考えてはいたものの私も「ああああーーーー!!!!そういう事!?うわ〜…」と予想外でしたね。
母も真実を理解しちゃったらプールで放心状態であんな顔になるよ…。
兄も双子も、知らなくて良い真実を突き付けられて誰も幸せにならない。
2人だったから持ち堪えられたかもしれないけど……父であり兄に対してどんな感情向ければいいのか…。
兄もしんどいよね…母の事を探してたのに、知らなかったとは言えまさか自分が母に拷問してたなんてね…。
唯一、母は苦しみから解放されたのかな?でも幸せではないよね。自分の子供に過去を辿らせて真実を突き付けるってなかなかえげつないなと思いました。
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